技能評価・統計・ベンチマーク
プロの平均値は、目標にした方がいい?
目安にはなりますが、目標そのものにはしない方がいいです。プロ平均は「その集団の平均」で、あなたのばらつきや得意不得意、プレー条件までは表しません。自分の平均と散らばりを把握し、近い技能帯の基準と比べたうえで、必要な項目だけプロとの差を見るのが実用的です。
プロの平均値は、自分の現在地を大づかみに知る基準としては便利です。ただし、その数字をそのまま自分の目標にすると、改善の優先順位を誤ることがあります。
たとえば同じ平均キャリーでも、毎回ほぼ同じ距離に集まる人と、短い球と飛びすぎる球が混ざる人では実戦性能が違います。ゴルフの技能評価では、平均だけでなく、ばらつき、標本数、ショット分布を一緒に見る必要があります。プロのパフォーマンス自体もショットやラウンドごとに変動します。
また、プロ平均は「どの集団と比べるか」で意味が変わります。PGA TOURの統計にはTOUR AVGが表示されますが、それはツアー選手という基準集団の代表値です。100切りを目指す人、シングルを目指す人、競技で優勝を目指す人では、スコアを減らすために優先すべき数値は同じではありません。
実用上は、まず同じ条件で自分のデータを複数回取り、自分の平均と散らばりを見ること。次に、自分に近い技能帯や過去の自分を主な基準にし、必要な項目だけプロ平均を上限側の参考として使うのが分かりやすいです。「プロと同じ数字」より、「自分のスコアが減る数字」を目標にする方が合理的です。
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