再生水へ 切り 替える とき、 今までと 同じ 散水設定の ままで いい?
再生水・灌漑管理
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詳しい解説
再生水へ切り替えたとき、以前と同じ散水時間・回数をそのままコピーすると、水量は足りていても塩類が根域へ蓄積したり、ナトリウムで土壌の浸透性が低下したりすることがあります。
USGAの再生水利用ガイドは、再生水の影響が水質だけで決まるのではなく、気候、芝の耐塩性、土壌、排水、散水管理が相互に関係すると説明しています。特に電気伝導度(EC)、総溶解固形分、ナトリウム、重炭酸などが高い場合は、塩類を根域の下へ移すための洗い流しや、排水・土壌管理まで含めて考える必要があります。
そのため切り替え時は、まず新しい水源を分析し、従来水との差を確認します。そのうえで、蒸発散量に必要な基本散水量に加え、塩類を蓄積させない管理が必要かを判断します。USGAの事例でも、再生水中の塩分・重炭酸に対応するため、土壌の通気改善や降雨時の塩類洗い流しなどを組み合わせています。
ただし「再生水なら必ず散水量を増やす」という意味ではありません。排水が悪い場所で水だけ増やせば、過湿や根の障害を招くことがあります。芝の反応、土壌EC、浸透性、降雨、排水能力を見ながら、量・頻度・散水時間帯を調整します。
つまり、再生水への切り替えは水源だけの変更ではありません。水質を測り、芝・土壌・排水に合わせて散水設定と周辺管理を再校正するのが基本です。