ゴルフ百科事典

フェアウェイの着地点が上り傾斜だと、ランはどれくらい減る?

着地・ラン

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まず答え

USGA/R&Aのバウンド+ラン研究では、着地点の傾斜がティーショットに向かって1度上るごとに、着地後を含むティーショット距離が約0.98〜2.45ヤード短くなりました。ただし着地条件や地面状態で幅があり、固定換算ではありません。

詳しい解説

フェアウェイの着地点が打球に対して上り傾斜になっていると、ボールは平坦な場所より前へ進みにくくなります。USGA/R&AのDistance Insightsでは、着地点の傾斜とバウンド+ランの関係を調べています。

着地点が進行方向に上る場合、上りへの移動には重力の斜面成分も抵抗します。着地角やバウンドも関係するため、実際のランの変化は表面・速度・スピンなどと合わせて評価します。図は静止瞬間の力の成分で、停止位置や一定の距離減を予測しません。

その研究では、ランディングゾーンの傾斜がティーショットに向かって1度上るごとに、ティーショット距離が約0.98〜2.45ヤード減りました。ここでいう距離差は純粋な転がりだけではなく、着地後のバウンドとランを含むものです。

上り傾斜では、着地後に前へ進むために重力へ逆らう成分が増えるため、バウンド後の速度が失われやすくなります。研究資料では、着地点の上り傾斜が約6度を超えると、条件によってはボールが前方で止まらず、後ろへ戻る可能性も高まるとしています。

ただし『1度で必ず2ヤード減る』とは考えません。実際の差は、着地速度、、スピン、地面の硬さ、水分、芝の状態などで変わります。また、ティーと着地点の標高差そのものと、着地点の局所的な傾斜は別の要素です。

実戦では、キャリーが同じでも、着地点が上りならトータル距離は短くなりやすく、下り方向へ傾いていれば前へ進みやすいと考えます。固定の補正値を使うより、その日の硬さや着地角も合わせて判断するのが安全です。