ゴルフ百科事典

フェアウェイの刈高を上げると、ランはどれくらい減る?

着地・ラン

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まず答え

USGA/R&Aの2018年フィールド試験では、フェアウェイの0.35〜0.60インチの範囲で、着地後のバウンド+ランに2〜4ヤードの差があり、0.1インチ当たり約1〜2ヤードの差でした。ただし0.40インチ未満では差が確認されず、や着地条件でも変わります。

詳しい解説

フェアウェイの刈高を高くすると、一般にはボールが芝に触れる抵抗が増え、着地後のバウンド+ランは短くなりやすくなります。ただし、どのコースでも同じ割合で減るわけではありません。

USGAとR&AがまとめたDistance Insightsの研究では、2018年にポータブルのボールランチャーを使い、フェアウェイの刈高が着地後距離へ与える影響を調べました。試験した刈高は0.35〜0.60インチで、その範囲ではバウンド+ランの差は2〜4ヤード、0.1インチの刈高差あたり約1〜2ヤードでした。一方、0.40インチ未満では明確な差は確認されませんでした。

ここで測っているのは純粋な『転がりだけ』ではなく、最初の着地後のバウンドとロールを合わせた距離です。したがって、同じ刈高でも、着地速度、スピン、地面の硬さや水分によって結果は変わります。

また、研究資料は一般的なフェアウェイで想定される刈高の範囲を対象にしており、極端に長い芝まで同じ換算値を延長できるわけではありません。USGA/R&Aも、通常のフェアウェイ管理で見込める距離差はおおむね2〜4ヤード程度としています。

つまり『刈高を0.1インチ上げれば必ず2ヤード短くなる』ではなく、刈高はランを左右する一要因です。実戦では、刈高だけでなくフェアウェイの硬さ・水分・芝種・も合わせて見る必要があります。