ゴルフ百科事典

フェアウェイの水分が増えると、ランはどれくらい減る?

着地・ラン

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まず答え

USGA/R&Aのフィールド試験では、フェアウェイの水分量を5〜8ポイント増やした条件で、着地後のバウンド+ランが2〜15ヤード減り、平均では5〜10ヤード減りました。ただしとの相互作用が大きく、どの球にも同じ値は当てはまりません。

詳しい解説

フェアウェイが湿って柔らかくなると、一般に着地後のバウンドとランは短くなります。USGA/R&Aはこの影響を実測するため、2018年にポータブルのボールランチャーを使って624回のバウンド+ラン測定を行いました。

試験時の水分は29〜42%の範囲で、多くは36%前後でした。そこから通常の散水量に相当する0.15〜0.20インチの灌水でフェアウェイ水分を5〜8ポイント増やした条件では、基準条件に比べて着地後距離が2〜15ヤード減り、平均の減少は5〜10ヤードでした。

ただし、結果は直線的ではありません。USGA/R&Aは、着地角と水分量の相互作用があると報告しています。浅い角度で着地する球と、急角度で着地する球では、同じ水分増加でも距離の減り方が違います。

別のPGA TOUR等のデータを使った統計解析でも、硬いフェアウェイに比べて中程度の硬さでは平均ティーショット距離が4.5ヤード、柔らかいフェアウェイでは9.8ヤード短い結果でした。これは水分だけを単独で操作した実験ではありませんが、柔らかい地面ほど着地後距離が減りやすい傾向を補強します。

なお、ここでの数値は『純粋な転がり』ではなくバウンド+ラン全体です。、、、地面の有機物、着地速度・角度・スピンでも変わるため、5〜10ヤードを固定補正として使うべきではありません。またUSGA/R&Aは、距離を短くする目的だけで必要以上に散水することは芝や環境面から推奨していません。