ゴルフ百科事典

火山の近くのゴルフ場なら、土はどこも水はけが良い?

地質・土壌

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

火山の近くだというだけでは判断できません。黒ボク土にも湿った条件でできた種類があり、コース内の低地や造成・排水の状態によって水はけは変わります。

詳しい解説

火山の近くにあることと、コース全体の水はけが良いことは同じではありません。

農研機構によると、主に火山灰を母材とする黒ボク土は、一般に保水性と透水性が良い土です。ただし黒ボク土の分類には、過湿なグライ黒ボク土や多湿黒ボク土も含まれます。「火山灰の土だから、どの場所も乾きやすい」とは言えません。

さらに、実際のゴルフ場では土の種類だけでなく、地表の水の流れや地形も関わります。USGAは、排水が比較的良いコースでも、有機物の蓄積、地表排水の妨げ、低い場所などによって湿った区域ができると説明しています。

雨の後の状態を知りたいなら、立地名だけで決めず、どのホールのどの場所が湿っているか、低地に水が集まっていないか、排水設備や造成後の土の状態を確認します。グリーンと周囲の地面も、同じ土の構造とは限りません。