エアレーション後の グリーンは、 何で 回復速度が 変わる?
エアレーション・回復
まず答え
主に芝の生育速度、気温・地温、穴の大きさ、芝の健康状態、水分・養分、作業時の傷み方で変わります。芝が活発に育つ時期ほど早く、小さい穴ほど早く戻る傾向があります。『何日で元通り』と一律には決められません。
詳しい解説
エアレーション後の回復速度は、作業した日からの日数だけでは決まりません。最も大きいのは、その芝が実際に成長できる条件にあるかどうかです。
USGAは、更新作業は芝が健康で活発に生育している時期に行うほど回復が速いと説明しています。逆に、晩秋や低温期など生育が鈍い時期に大きな穴を開けると、穴が長く残り、場合によっては翌春まで影響が続くことがあります。春でも地温が低い年は回復が遅れます。
穴の大きさも重要です。USGAの近年の試験では、0.375インチの小さな穴は0.625インチの穴より早く回復し、同じ試験でも春の方が秋より回復が速い傾向がありました。つまり、タイン径と季節の生育力は回復時間を大きく左右します。
作業品質も関係します。穴の縁を大きく裂いたり、砂を強く擦り込んで芝を傷めたりすると回復は遅れます。反対に、きれいな穴を開け、適切に砂を充填し、乾燥させないよう水分を管理し、必要な範囲で生育を支える養分を補うと回復を助けられます。
そのため『エアレーションは2週間で戻る』のような固定日数は目安にすぎません。芝種、穴径、作業強度、日照、温度、水分、芝の健康状態を見て判断する必要があります。小径タインなら短期間で目立たなくなることもあれば、大径タインを生育条件の悪い時期に使うと数週間以上かかる場合もあります。
『更新作業後の復旧』が同じエアレーションを指しているなら、別の回復現象ではありません。一方、播種・張芝や全面的な改修まで含めた話では、穴が閉じること、表面がプレーできる状態になること、新しい芝が根付き成熟することを分けます。USGAも改修後のプレー再開と芝面の成熟は同じ時点とは限らないと説明しています。作業名だけでなく、何を行い、何を回復の基準にしているかを確認します。