ゴルフボールの 「初速試験」は、 実際の ドライバーショットの 速さを 測るの?
用具適合試験・計量標準
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まず答え
いいえ。初速試験は、統括団体が定めた装置と条件でボールの反発性能を統一的に評価し、規定を超える速さにならないか確認する適合試験です。特定のゴルファーが打ったときのボール初速を測るテストではありません。
詳しい解説
ゴルフボールの用具規則には、重量や直径だけでなく「Initial Velocity(初速)」の基準があります。この試験の目的は、ボールがクラブフェースを離れる速さを規則上の範囲に制限することです。
R&Aの現行Equipment Rulesは、USGAとR&Aが承認した設備を使った正式な試験手順で、ボールがInitial Velocityの仕様を満たすか評価すると説明しています。ここで測るのは、メーカーごとに好きなヘッドスピードで打った結果ではなく、統一された試験条件での性能です。
そのため、市販の弾道計測器で自分がドライバーを打って「ボール初速75m/sだった」と測ることと、規則上のInitial Velocity試験は別物です。実際のショット初速はヘッドスピード、打点、クラブの反発、ボール、気温などで変わります。
また、ボールの飛距離適合は初速試験だけで決まりません。用具規則では、重量、サイズ、球対称性、Initial Velocity、Overall Distance Standard(総合距離基準)など複数の項目を確認します。初速が規定内でも、別の項目で不適合になる可能性があります。
つまり、初速試験は「このボールが一般ゴルファーに何m/s出るか」を示す性能ランキングではなく、ボールの反発性能を同じものさしで規制するための適合試験です。