練習の 「転移」を 狙うって、 どういう こと?
練習設計・転移
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まず答え
練習でできたことを、距離・ライ・クラブ・目標などが変わるコースでも使えるようにすることです。練習中の成功率だけを上げるのではなく、条件を変えたテストでも結果が残るかを確かめます。
詳しい解説
運動学習でいう「転移」は、練習した技能が、練習と少し違う条件でも使えることです。ゴルフなら、同じ場所から同じクラブを続けて打てるだけでなく、距離、クラブ、目標、ライなどが変わっても狙った結果を出せるかを見ます。
転移を狙う練習では、最初から何でも毎球変える必要はありません。まず固定条件で課題を理解し、できるようになってきたら距離や目標などを一つずつ変え、最終的に実戦に近い条件を混ぜます。ゴルフのパッティング研究では、ブロック練習だけでなく、練習条件を段階的に変える方法が後日の保持に有利だった例があります。また、課題難易度やフィードバックを段階的に調整した研究では、練習と異なる条件で行う転移テストでも成績改善が確認されています。
大切なのは、練習中に一番うまく打てる方法と、後で別条件に使いやすい方法が同じとは限らないことです。転移を評価するときは、練習した条件そのものではなく、距離や条件を少し変えたテストを別に置きます。
実用上は「基準条件で確認する→条件を少し変える→時間を空ける→別条件で再テストする」という流れにすると、練習場だけの上達と実戦へ持ち込める上達を分けて見やすくなります。ランダム練習が常に最良という意味ではなく、技能水準と課題に合わせて変化量を増やします。