グリーンの 根域は、 pHが 合わないと 何が 起きる?
根域・土壌化学
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まず答え
pHが低すぎたり高すぎたりすると、芝が必要な養分を吸いにくくなったり、一部の元素が過剰に効いたりします。葉色や生育、根の状態が悪くなることがありますが、見た目だけで石灰などを入れず、土壌分析で確認して調整します。
詳しい解説
pHは、根域がどれくらい酸性・アルカリ性かを表す指標です。肥料の量とは別の項目ですが、養分が芝に利用されやすい形で存在できるかに大きく関わります。
Penn State Extensionでは、寒地型芝はおおむねpH6.0〜7.2で生育しやすく、ベントグラスはやや酸性側にも比較的適応すると説明しています。一方で、強い酸性条件ではカルシウム・マグネシウム・リンが不足しやすくなり、アルミニウムやマンガンが過剰に利用可能になって芝へ悪影響を与えることがあります。逆に強いアルカリ性ではリンや鉄などが利用されにくくなり、鉄欠乏による黄化などが起こる場合があります。
特に砂主体のグリーン根域は、一般の土壌と養分保持の性質が違うため、pHだけでなく養分濃度や水質も一緒に見ます。USGAも、窒素以外の養分管理は定期的な土壌分析を基礎にすることを勧めています。
したがって『芝が黄色いから石灰を入れる』『pHは7.0に固定すればよい』という判断はしません。芝種、根域材料、灌水水質、土壌分析結果を見て、必要な場合だけ石灰や肥料などで調整します。