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3Dスイング解析の「足関節角速度」って何?

3D解析・下肢

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まず答え

足関節角速度は、足首の関節角度が1秒あたりどれくらいの速さで変化しているかを示す値です。底屈・背屈など方向ごとに計算され、単位は一般に度/秒です。可動域や地面反力とは別の指標です。

詳しい解説

3Dスイング解析でいう足関節角速度は、足首の関節角度が時間とともにどれくらい速く変わっているかを表す値です。一般には度/秒で示され、底屈・背屈、内反・外反、内外旋など、計測モデルで定義した方向ごとに計算します。

図は一方向の角度変化の定義を示す計算例です。実際の足関節の角度・正負・最大速度を示していません。平均角速度と瞬間値・ピーク値も区別します。

角度と角速度は別です。例えばダウンスイングで左足首が同じ10度だけ底屈しても、その変化が0.05秒で起きる場合と0.2秒で起きる場合では角速度が異なります。また、最大角速度は可動域が最大になった瞬間と一致するとは限りません。

Leeらの2024年研究では、ハンデ5以下の男性ゴルファー27人を8台のモーションキャプチャと2枚のフォースプレートで測定し、ダウンスイング中の左右足関節を含む各関節・分節の最大角速度を算出しました。左足関節の最大底屈角速度と右肩関節の最大内転角速度は、最大クラブヘッド速度を説明する回帰モデルに残りました。

ただし、これは「左足首を速く伸ばせば誰でも飛ぶ」という因果を証明したものではありません。対象は若い男性の上級者27人で、複数の関節や地面反力が同時に動く中で見つかった関連です。足首だけを意図的に速く動かす処方にはできません。

実用上は、①左右どちらの足か、②底屈・背屈などどの方向か、③どのスイング局面か、④ピーク値か平均値か、をそろえて比較します。機器によって座標軸や正負の定義が違うため、別システムの数値をそのまま横並びにしないことも重要です。