ゴルフ百科事典

ゴルフクラブの「ソール抵抗」って何?

ターフ・クラブ相互作用

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まず答え

ここでは、ソールが芝・土・砂に触れて進むとき、地面から受けてヘッドの進行を妨げたり向きを変えたりする抵抗を指します。大きさは、ソール幅・削り方、入射角、フェース向き、地面の硬さや水分で変わり、少ないほど常に良いわけではありません。

詳しい解説

「ソール抵抗」は、クラブヘッドの底面であるソールが芝・土・砂へ触れたあと、ヘッドがその中や表面を進むときに受ける抵抗を考えるための実用的な言い方です。ここでは一つの標準測定値ではなく、地面との接触によってヘッドが減速したり、潜り方や抜け方が変わったりする現象をまとめて扱います。

右へ動くソールが地面から受ける力を、後ろ向き・上向き成分に分けた模式例です。合力の実際の作用位置、方向と大きさは接触状態で変わります。接地点の矢印は力の分布をまとめた記号であり、常にこの一点へ力が働くとは示しません。

この抵抗はクラブ側と地面側の両方で変わります。のVokey公式資料では、ウェッジのはソールから材料を削って芝や砂との相互作用を調整する設計で、高いバウンスやフルソールは深く掘れ込みすぎるのを抑える方向に働きます。一方、WedgeWorksのA Grindは、硬く締まった条件でソールが芝を小さい抵抗で通過することを狙った形状として説明されています。

も、のZ Grindでリーディングエッジの面取りを「滑走板」のように働かせ、掘れ込みを減らす設計と説明しています。つまり、同じロフトや同じ表示バウンスでも、ソール幅、前後の丸み、ヒール・トウの削り、リーディングエッジ形状によって地面との抵抗感は変わり得ます。

ただし、抵抗が小さいほど常に良いわけではありません。柔らかい地面でソールが細くバウンスも少ないと深く潜りやすく、逆に硬い地面で接地が強すぎるとソールが跳ねてリーディングエッジが浮くことがあります。実戦では「ソール抵抗」を単独の数字で評価するより、ボールより先に地面へ入っていないか、ディボットの開始位置と深さ、、、キャリー、地面の硬さ・水分を合わせて見ます。狙うのは抵抗ゼロではなく、そのライと打ち方に対してヘッドが必要以上に潜ったり跳ねたりせず、安定して通過する状態です。