ゴルフ場で いう 「ルートゾーン」って 何?
土壌・根域
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詳しい解説
ゴルフ場でいうルートゾーンは、芝の根が伸びて生活する土壌の層を指します。ここでは水分を保持・排出し、空気が入り、養分が根へ届きます。そのため、芝の健康だけでなく、表面の硬さや排水、乾き方にも関わる重要な部分です。
USGA方式のパッティンググリーンでは、このルートゾーンを自然土のまま使わず、物理特性を管理した砂主体の混合材で作ります。USGAの現行資料では、標準的なUSGAグリーンは排水管と砂利層の上に、約12インチ(約30cm、±1インチ)の砂主体ルートゾーン混合材を施工します。これは排水性、保水性、通気性、締まりにくさを安定させるためです。
ただし、すべてのゴルフ場のルートゾーンがこの構造ではありません。古いグリーンには土を主体としたものもあり、フェアウェイやラフでは既存の土壌がそのまま根域になります。また「ルートゾーン」は根そのものではなく、根が生育する周囲の土壌環境を指します。
管理では、ルートゾーンの水分、通気、締固め、有機物、塩類、排水などを見ます。たとえば表面近くに有機物が増えすぎると、水がたまりやすく酸素が減り、根が浅くなることがあります。エアレーションや目砂が行われるのは、こうした根域環境を整えるためでもあります。
つまりルートゾーンは、芝の下にある単なる「土」ではなく、根が水・空気・養分を使いながら育つ基盤です。砂主体か土主体か、深さや粒径、排水構造はコースごとに違うため、材料名だけで良し悪しを決めません。