ゴルフの 「ダウンスイング方向」って 何?
スイング計測・フェーズ
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詳しい解説
ダウンスイング方向は、トップからインパクトまでの軌道を時間順に追い、その時々でクラブヘッドや手元がどちらへ進んでいるかを見る考え方です。研究で一つの標準指標として統一されているわけではなく、軌道ベクトル、機能的スイング面、面外方向の動きなど複数の方法で表されます。
Kwonらは熟練男性14人のドライバー、5番アイアン、ピッチングウェッジを250Hzの3次元計測で解析し、クラブヘッド軌道から機能的スイング面を求めました。熟練者のダウンスイングは、切り返し局面と、その後に軌道が比較的平面へ沿う実行局面に分けられ、スイング面の方向と傾きはクラブによって有意に異なりました。
Choiらの研究でも、ダウンスイング中のクラブヘッド軌道を3次元で追跡し、身体各部とクラブヘッドの動きの滑らかさを評価しています。このような解析では、正面動画だけの「内側・外側」という見え方ではなく、前後・左右・上下を含む3次元の軌道として扱います。
注意したいのは、ダウンスイング方向とインパクト時のクラブパスを同じものにしないことです。クラブパスは主にインパクト付近の進行方向を表しますが、ダウンスイング方向はトップからインパクトまで途中で変化します。またスイング面は軌道全体へ当てはめた面の向き・傾きです。
実用上は、①クラブヘッドか手元か、②どの区間を見たか、③目標線・地面・スイング面のどれを基準にしたか、④3次元計測か2次元動画かをそろえます。単に「内から下ろす」「外から下ろす」だけで良否を決めず、インパクト時のクラブパス、フェース向き、打点、球筋まで合わせて評価します。