ゴルフ百科事典

ゴルフでいう「関節運動感覚」って何?

感覚・固有感覚

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まず答え

関節運動感覚は、関節が動き始めたことや、どちらへ・どの程度の速さで動いているかを感じ取る能力で、の一部です。静止した関節の位置を感じる「」とは分けて考えます。

詳しい解説

関節運動感覚は、身体の一部が動いていることを視覚に頼らず感じる感覚です。研究では、被験者に見えない状態で関節をゆっくり受動的に動かし、「動いたと感じた瞬間」を答えてもらう方法などで評価します。どの角度にあるかを感じる関節位置覚とは似ていますが、測っている内容は同じではありません。

宮里らは健康な30人を対象に、膝を0.1〜0.5度/秒の異なる速度でゆっくり伸ばし、動きを感じ取るまでの時間と角度を測定しました。最も遅い0.1度/秒では、他の速度より検出までの時間が長く、動いた角度も大きくなりました。つまり、関節運動を感じ取る精度は動作速度などの条件で変わり得ます。

ゴルフでは、手首・肘・肩・体幹などが連続的に動くため、こうした運動感覚もスイング調整に関わると考えられます。Osisらは24人のゴルファーで上肢の腱へ振動を与えて固有感覚フィードバックを乱し、異なるシャフト剛性への適応を調べました。振動条件では硬いシャフトに対する局面のグリップ速度調整が変化しました。ただし、この研究は関節運動感覚を単独で測ったものではありません。

そのため、「手首が速く返った気がする」「体がこの方向へ動いた気がする」といった感覚は、動作調整の手掛かりにはなりますが、そのまま実測速度や軌道とは扱いません。動画や計測値と照合すると、主観的な運動感覚を自分用に校正しやすくなります。