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3Dスイング解析の「骨盤角加速度」って何?

3Dスイング解析・骨盤角加速度

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まず答え

骨盤角加速度は、骨盤の回転速度がどれくらいの速さで増減しているかを表す指標です。角速度そのものではなく、その変化率なので、プラスは、マイナスは減速を示す場合があります。ただし符号は座標系や回転方向の定義で変わります。

詳しい解説

骨盤の角速度は「いまどれくらい速く回っているか」を表します。これに対して骨盤角加速度は、「その回転速度が時間とともにどれくらい変わっているか」を表します。角速度が上がっている区間では回転方向と同じ向きの角加速度が生じ、角速度が下がっている区間では反対向きの角加速度が現れます。

角加速度は角速度の時間変化率です。この一軸の説明例では、正方向の角速度が増える区間で正、一定でゼロ、減る区間で負になります。胸郭の実測波形ではなく、座標系や解析方法もそろえて比較します。

Takagiらは、熟練した右打ちゴルファー31人のドライバースイングを3D動作解析と2枚のフォースプレートで計測し、骨盤の長軸まわりの角加速度を、関節トルク、重力、運動依存力、慣性要因などに分けて解析しました。研究では、骨盤の回転速度変化は単独の一つの筋や動きだけで決まるのではなく、左右の股関節トルクなど複数の力学要因が時間的に組み合わさって生じることが示されています。

このため、骨盤角加速度が大きければ常に良いとは言えません。ダウンスイング中にはがピークを迎えた後に低下する区間もあり、その減速も全身の運動連鎖の一部として観測されます。

実際のデータでは、①角度、②角速度、③角加速度を区別し、さらにどの軸の回転を見ているかを確認します。特定の角加速度ピークを単独で目標にするより、胸郭や腕、クラブの速度変化、地面反力、打球結果と合わせて解釈します。