3Dスイング解析の 「インパクト時の 骨盤向き」って 何?
3D解析・骨盤姿勢
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まず答え
インパクト時の骨盤向きは、ボールに当たる瞬間に骨盤が基準方向に対してどちらを向き、どれだけ傾いているかを表す3D姿勢です。回旋だけでなく、前後傾・左右傾を分けて扱うため、単なる「腰が開いた量」とは同じではありません。
詳しい解説
3Dスイング解析では、骨盤に座標系を設定し、ボールインパクトの時点での向きを複数の角度成分に分けて表します。代表的なのは目標線に対する軸回旋、前後傾、左右傾です。
そのため「インパクト時の骨盤向き」は、正面動画で見えるベルトの向きだけを意味しません。カメラ映像では身体の回旋や傾きが重なって見えますが、3D解析ではそれらを別の成分として計算します。また、角度の正負や0度の基準は計測システムで異なるため、数値だけを見て方向を決めないことが重要です。
ZhengらはPGAプロ25人とLPGAプロ25人を3D計測し、トップやインパクトでの骨盤・体幹の姿勢を比較しました。インパクト時の骨盤回旋には男女の群差があり、熟練者でも一つの固定角度ではありませんでした。Evansらも20人のゴルファーで骨盤と胸郭の3D姿勢を反復計測し、多くの成分で高い再現性を示す一方、計測条件や成分によって誤差の大きさが異なることを報告しています。
実用上は、①どの角度成分か、②目標線・地面・アドレスのどれを基準にしているか、③右打ち・左打ち、④同じ機器・同じ定義で比較しているかを確認します。「骨盤をもっと開けば良い」と単独で処方せず、胸郭の向き、骨盤角速度、クラブの動き、打点・球筋と同じ時点で合わせて読みます。