ゴルフ百科事典

3Dスイング解析の「右肘角度」って何?

上肢・肘

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まず答え

右肘角度は、右上腕と右前腕の曲がり具合を表す関節角度です。右打ちでは右肘がで曲がり、ダウンスイングで伸びていくため、その変化を時系列で見る指標になります。角度の基準は計測方式で異なります。

詳しい解説

右肘角度は、右上腕と右前腕の相対的な向きから求める肘関節の角度です。右打ちでは右腕がトレイル側に当たり、主に肘の屈曲・伸展として記録します。

平面に単純化した例では、完全伸展を0度とする屈曲角と内角は補角です。実際の3D計測ではセグメント座標、回転定義、左右、スイング局面を確認します。図は理想姿勢や生体の3D関節モデルではありません。

ゴルフスイングでは、右肘はバックスイングに向かって屈曲し、ダウンスイング中に伸展していきます。2020年にプロ9人を3次元計測した研究では、バックスイングで右肘が屈曲し、ダウンスイング中盤付近から伸展が進む運動が確認されています。2008年に技能の異なる男性72人を調べた研究でも、ダウンスイング中の右肘伸展角速度を計測し、プロ群で高い角速度が観察されました。

ただし「右肘角度が何度なら正解」とは決められません。2004年の方法論研究では、身体に測定装置を付けること自体でもアドレスやトップでの右肘屈曲角が数%変わりました。さらに3次元解析では、座標系や肘のゼロ角度の置き方によって表示値が変わることがあります。

実用上は、単発の角度より、①アドレス、②トップ、③ダウンスイング、④インパクト付近で同じ計測方式を使い、曲がり方・伸びる時期・ショット間の再現性を比較します。右肘角度と右肘伸展速度は別の指標なので、角度だけから『腕を使い過ぎている』などと断定しない方が安全です。