ゴルフ百科事典

ゴルフ場の「スプリンクラー灌水」とは?

灌水設備・スプリンクラー

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

ポンプ、配管、バルブ、スプリンクラーを使って、広い範囲へ計画的に水を散布する灌水方法です。広い面積を効率よく管理できますが、地形や風、、ノズル、圧力などで水の届き方は変わるため、必要に応じて手散水も組み合わせます。

詳しい解説

ゴルフ場のスプリンクラー灌水は、ポンプで加圧した水を地下の主管・枝管へ送り、バルブとスプリンクラーヘッドを制御して芝面へ散布する仕組みです。中央制御装置では、各ヘッドを動かす時間帯や運転時間を設定できます。

自動スプリンクラーの大きな利点は、広い面積へ短時間で水を届けられることです。一方で、1基のスプリンクラーが広い範囲を受け持つため、小さな乾燥箇所だけへ水を足す用途には向きません。USGAは、局所的な乾燥には手散水を使う方が、すでに十分湿っている場所へ余分な水を入れずに済むと説明しています。

キャッチカン試験は散水設備から届く水量のばらつきを測ります。円内が均一に濡れるという意味ではなく、散水量と土壌水分の均一性も別です。

また、スプリンクラーが付いていれば均一に散水できるとは限りません。ヘッドの傾きや高さ、ノズルの摩耗、圧力、風、ヘッド間隔などによって散布ムラが生じます。そのため実際の管理では、設備を定期点検し、散水の均一性と水分を確認しながら運転時間を調整します。

つまりスプリンクラー灌水は『自動で水をまく設備』というだけではなく、広域散水の基盤です。局所的な手散水や水分測定と組み合わせて、必要な場所へ必要な量を届けることが重要です。