芝草品種・育種
バミューダグラスのTifGrand(ティフグランド)って、どんな品種?
TifGrand(ティフグランド)は、UGAとUSDA-ARSの育種から生まれたハイブリッド・バミューダグラスで、日陰への適応、摩耗への強さ、濃い緑色を重視して選抜された品種です。ゴルフ場やスポーツ施設でも使われますが、TifEagleのようなパッティンググリーン用ウルトラドワーフとは用途を分けて考えるのが適切です。
TifGrandは、University of Georgia(UGA)と米国農務省Agricultural Research Service(USDA-ARS)の芝草育種から生まれたハイブリッド・バミューダグラスです。UGAは2009年にTifGrandのライセンスを公表し、ゴルフ場、スポーツ施設、レクリエーション施設、芝地などでの利用を案内しました。
大きな特徴は、バミューダグラスとして日照が少ない条件へ適応しやすいことです。UGAの公式資料では、開発者Wayne Hannaらが耐陰性、摩耗への強さ、濃い緑色を重視して選抜したと説明しています。2014年には、TifGrandがブラジルW杯の複数スタジアムで使われた実例も紹介されています。
ゴルフ場でも使われますが、TifGrandをパッティンググリーン専用のウルトラドワーフ品種と同一視しない方が分かりやすいです。UGAの2022年のゴルフ場事例では、TifGrandはグリーン周囲のカラーに使われ、パッティング面にはTifEagleが使われています。これは一例ですが、品種ごとに想定する刈高や用途が違うことを示しています。
また、耐陰性があるからといって完全な日陰でも同じ品質になるわけではありません。実際の芝面は、光量、気温、刈高、交通量、散水、施肥などの条件で変わります。TifGrandという品種名だけで一定のグリーンスピードや、日本のどのコースでも同じ適性があると判断せず、自コースに近い条件での実地評価を見るのが適切です。
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