右足内足圧移動とは?
足圧・インソール
まず答え
右足内足圧移動は、右打ちでトレイル足となる右足の中で、圧がつま先・前足部(中足骨部)・土踏まず・かかと、内側・外側のどこへ移るかを時間で追う考え方です。右足に何%乗ったかという左右足間の配分とは別の情報です。
詳しい解説
右足内足圧移動は、右打ちゴルファーの右足の「足裏のどこに圧が分布し、その分布がスイング中にどう変わるか」を表します。右足全体が受ける力や、左右足の荷重割合とは別で、同じ右足の中の前後・内外の圧分布を見ます。
Navarroらは右打ち55人を技能水準の異なる3群に分け、ドライバーと5番アイアンのスイング中の足底圧を、左右それぞれのインソール型センサーで100 Hz計測しました。足裏を、つま先、内側・外側の前足部(中足骨部)、内側・外側の土踏まず、内側・外側のかかとの7領域に分けています。
右足では、バックスイング中に外側前足部(中足骨部)・外側アーチ・外側かかとの圧が高まり、ダウンスイングではそれらが低下する一方、つま先と内側前足部(中足骨部)の圧はダウンスイングで増え、インパクト付近で高くなるパターンが報告されました。右足の中でも部位ごとに変化方向が違うため、「右足へ乗る・左足へ移る」だけでは足裏の使われ方を十分に表せません。
ただし、これは右打ち55人の群平均で、技能群による違いもあり、100 Hzというサンプリング周波数の制約もあります。特定部位の圧を意図的に増やせば上達するという介入試験ではありません。左打ちではリード・トレイルの役割を左右反転して考える必要があります。
実用上は、①右足全体の垂直力、②右足内の圧分布、③右足内のCOP移動、④左足との配分を分けて見ます。右足内足圧移動は「右足にどれだけ乗ったか」ではなく、「右足のどの場所で支持し、局面とともにどこへ移ったか」を読む指標です。