ゴルフの 「右足荷重解除」って 何?
地面反力・荷重タイミング
まず答え
右打ちの右足荷重解除は、バックスイングで増えたトレイル足側の支持や圧が、ダウンスイングに向けて減り始める変化を指す表現です。ただし標準化された単一イベントではなく、足圧・圧力中心・地面反力のどれを測るかで開始時刻は変わります。
詳しい解説
右打ちでいう右足荷重解除は、トレイル足である右足に増えていた支持や圧が、ダウンスイングへ向かう過程で減り始めることを表す実用的な呼び方です。左打ちでは左右が逆になります。
ここで注意したいのは、「荷重」が一つの計測値ではないことです。足裏圧、左右の圧力中心、垂直地面反力などは関連しますが同じ量ではありません。そのため、右足荷重解除の開始時刻も、何を使って判定するかで変わります。
BallとBestは62人のゴルファーを左右2枚のフォースプレートで調べ、圧力中心の移動に少なくとも2つの代表的なパターンがあることを示しました。どちらもバックスイングでは後方足側へ移り、初期ダウンスイングでは前方へ移りましたが、その後は前足側へ進み続ける群と、再び後方へ戻る群に分かれました。この研究が測ったのは圧力中心の位置です。右足の支持力がいつ・どれだけ減ったかは、右足の垂直地面反力などを別に確認する必要があり、圧力中心の前方移動だけから荷重解除を確定することはできません。
Hanらはハンデ3以下の熟練男性63人を左右別フォースプレートで測定し、リード足とトレイル足の地面反力が異なる役割を持つことを報告しました。これは右足の支持が減ることを、単純な「右足を使わなくなる瞬間」と同一視できないことも示します。
実用上は、①右打ち・左打ち、②足圧か地面反力か、③どの成分を見るか、④トップやダウンスイング開始との時間関係をそろえて比較します。「右足を早く抜くほど良い」「インパクトでは右足荷重がゼロが正解」といった固定ルールにはしません。