ゴルフ百科事典

ゴルフ用具の試作で使う「樹脂の3Dプリント」とは?

3Dプリント・試作

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まず答え

3Dデータをもとに、樹脂を材料として立体部品を作る方法です。溶かした樹脂を押し出す方法や、液体樹脂を光で固める方法などがあり、同じ樹脂製でも工程と性質は違います。試作では形状や組み立てを評価するのに使えますが、作れたことと実使用の性能保証は別です。

詳しい解説

樹脂の3Dプリントは、デジタルの立体形状に合わせて樹脂を加えたり固めたりし、部品を作る積層造形です。金属の3Dプリントとは材料が異なり、樹脂を使う方法の中にも複数の方式があります。

材料押出方式では加熱した熱可塑性材料を押し出して積層し、SLA等の光造形では光に反応する液体樹脂を固めます。図は材料と硬化方法を区別する概念で、上面照射・下面照射やプラットフォームの動きなど実機の構成、工程条件を再現しません。形状確認用の試作品と、最終部品の強度や使用適合性は別に評価します。

代表的な材料押出方式のFDMでは、熱可塑性の樹脂フィラメントを加熱し、ノズルから押し出して層を作ります。光造形のSLAでは、光に反応する液体樹脂を硬化させて形を作ります。Formlabsの公式技術解説でも、この二つは別の工程として比較されています。「樹脂プリント」という言葉が液体樹脂の光造形だけを指す場合もあるため、材料と方式を確認します。

ゴルフ分野の試作例として、StratasysはSLAによるゴルフ関連のサンプルキットで、距離計やレンズの試作品を紹介しています。形状、部品同士の組み合わせ、素材の柔軟性や透明性などを実物で評価する用途です。これは樹脂の造形が使われる具体例であり、すべてのゴルフ用具が樹脂プリントで量産されるという意味ではありません。

また、見た目が完成品と似ていても、強さ、衝撃への耐久性、寸法、後処理の条件などが同じとは限りません。試作の目的が形状確認なのか、機能試験なのか、最終部品なのかを分けます。樹脂の3Dプリントは製法の分類で、それだけで打球用具として適合・使用できると判定するものではありません。