ゴルフ百科事典

朝のコースでいう「気温逆転」は、どんな状態?

天候・気温

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まず答え

ある高さの範囲で、上へ行くほど気温が高くなる状態です。晴れて風の弱い夜などに地面付近だけが強く冷えると、低い冷気の上に暖かい空気が残り、逆転ができます。朝のコースでは、代表気温だけで芝面付近の冷え方を判断できない理由の一つです。

詳しい解説

気温逆転は、高さが増すにつれて気温が低くなる通常の傾向と逆に、ある層の中では上ほど気温が高くなる状態です。コースの丘と谷の違いだけを指す言葉ではなく、空気の温度が高さ方向にどう並んでいるかを表します。

気温逆転はある層で高さが増すほど気温が高くなる状態です。線は夜間の地表冷却でできる層の概念例で、実測の温度勾配・厚さを示していません。逆転だけで霜が発生すると断定できません。

米国国立気象局は、夜に地面が熱を失って、その近くの空気が冷えることで逆転ができると説明しています。長い夜、晴天、弱い風はこうした夜間の逆転ができやすい条件です。太陽が昇って地面付近が温まると解消することがありますが、上空へ暖気が流れ込むなど別の仕組みでできる逆転もあります。

ゴルフ場では、晴れて風の弱い朝に芝面近くが冷えていても、少し高い位置や別の場所の気温は同じとは限りません。また、谷へ冷気が流れてたまる現象と組み合わさることもあります。ただし、逆転があれば必ず霜が出るわけではありません。霜の有無には芝面の温度や水分条件も関わります。

したがって、気温逆転は「上空へ行けば必ず寒くなる」と考えないための基礎概念です。朝のプレー面は天気予報の代表値だけで決めず、現地の霜・凍結状態やコース管理者の確認に従います。