ゴルフ百科事典

気温が0℃より高い朝でも、グリーンに霜が降りるのはなぜ?

ゴルフ気象

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まず答え

天気予報の気温と、芝の葉の温度は同じではないからです。晴れて風の弱い夜は芝面が放射冷却で強く冷え、観測される気温がプラスでも、葉の表面が氷点下になって霜ができることがあります。

詳しい解説

霜は、冷えた物の表面に空気中の水蒸気が氷の結晶として付着する現象です。気象庁の解説では、地面や物の表面が0℃以下になり、水蒸気が直接氷の結晶になることが説明されています。空気の温度がプラスだから、地面の近くも必ずプラスとは限りません。

数値は観測高度の空気と葉表面の温度が異なり得ることを示す架空例です。霜ができる固定の閾値や予報値ではありません。水蒸気量・風・雲なども関わります。

日本の気象観測で示す気温は、通常、地上約1.5mの空気の温度です。一方、グリーンの葉の表面は、晴れた夜に赤外線を放出して冷えます。雲が少ないと戻ってくる放射が少なくなり、風が弱いと地表付近の冷たい空気が混ざりにくいため、芝面は観測高度の空気より低温になることがあります。

このため、予報の最低気温が2〜3℃でも霜ができる可能性があります。ただし、その数値を霜が必ずできる境界とは扱いません。表面の冷え方に加え、水蒸気量、風、雲、地形などが関わるからです。谷底や低い場所には冷気がたまりやすく、同じコース内でも霜の出方は変わります。

また、霜そのものは水蒸気から氷ができる現象で、先にできた露が凍ることとは区別されます。どちらも芝面に氷が見える状態になり得ますが、でき方は同じではありません。

霜ができる条件と、プレーを開始できる条件も別です。気温の数字だけで芝面や地面の状態を判断せず、実際のコース管理者の判断を確認します。