ゴルフ百科事典

同じ朝でも、風のある場所と風の弱い場所で露の付き方が違うのはなぜ?

ゴルフ気象・露

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まず答え

風は地表付近の空気を混ぜ、芝面の冷え方と水分の乾き方を変えるからです。晴れて風の弱い夜は芝面が放射冷却で冷えやすく露ができやすい一方、風が通る場所では空気が混ざり、付いた水分も蒸発しやすいため、露が少ない・早く乾くことがあります。ただし湿度や気温でも変わります。

詳しい解説

露は、芝の葉などの表面が周囲の空気の露点付近まで冷え、水蒸気が液体の水として付着するとできます。米国国立気象局は、露ができやすい代表的な条件として、晴れて風の弱い夜を挙げています。

晴れて風が弱い夜は芝面が冷えやすく、表面が露点に達すると露ができます。風は空気の混合と蒸発に関わりますが、風だけで露の有無を決めることはできません。

風が弱いと、夜間に地面や芝が放射で熱を失っても、上空の少し暖かい空気と混ざりにくいため、芝面のすぐ近くが強く冷えやすくなります。表面温度が露点まで下がれば、水蒸気が凝結して露になります。

反対に風がある場所では、地表付近の冷たい空気と周囲の空気が混ざりやすく、芝面だけが強く冷える状態が弱まることがあります。さらに、いったん付いた露も空気の動きで蒸発しやすくなります。USGAも、乾燥・強風の地域では露がない朝が多い場合があることや、風通しが芝の乾燥・水分状態に影響することを示しています。

そのため同じゴルフ場の同じ朝でも、林に囲まれた風の弱いグリーンと、尾根や開けた場所の風が通るグリーンで露の量や消える時刻が違うことがあります。ただし「風があれば必ず露が付かない」わけではありません。湿度、雲量、気温、芝面温度、地形、日当たりも同時に効くため、その日の実際の芝面を確認します。