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ゴルフ百科事典

芝草品種・育種

グリーンの芝を新品種へ更新する前に、何を確認する?

まず、今のグリーンの不調原因を特定し、その原因が品種変更で改善できる問題かを分けます。次に、自コースに近い気候・管理条件の比較試験を確認し、可能なら現地の小区画で試します。最後に、工事・休場・管理変更の負担と期待できる改善を比べます。「新品種だから良くなる」だけでは判断しません。

更新を考える前に最初に確認するのは、「今のグリーンの何が問題なのか」です。夏の弱り、特定病害、踏圧、排水、日照、風通し、必要な水や薬剤など、原因を分けます。排水や日照など生育環境そのものが主因なら、新品種へ替えるだけでは解決しないことがあります。

次に、その問題を候補品種で改善できる根拠があるかを比較試験で見ます。品種試験は全国共通の順位表ではないため、自コースに近い気候、刈高、管理水準、交通量、病害条件の結果を優先します。単一地点や順位だけではなく、複数の条件で同じ傾向が出ているかも確認します。

可能なら、全面更新の前に現地の小区画や試験グリーンで候補品種を試します。実際の場所で、季節をまたいだ芝質、回復性、病害、必要な管理量などを観察すると、資料だけでは分からない相性を確認しやすくなります。ただし、小区画の結果だけで長期の全条件を保証できるわけではありません。

最後に、期待する改善と更新の負担を比べます。更新には工事費だけでなく、休場やプレー制限、造成後の管理変更も伴います。現在の問題を別の管理改善で解決できるなら、その方が負担が小さい場合もあります。品種変更は「新しいから」ではなく、原因に対して改善根拠があり、その改善が更新負担に見合うかで判断します。

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