パーオン率が 上がったのに 平均スコアが 良くならない とき、 次に 何を 確認する?
スコア分析・パーオン率
まず答え
まず、増えたパーオンで本当に打数を減らせているかを分解します。パーオン後の最初のパット距離と3パット、パーオンを外したホールの失点、ペナルティや大叩きを確認してください。GIRが改善しても、別の領域で同じだけ打数を失えば平均スコアは下がりません。
詳しい解説
パーオン率はスコアと強く関係する指標ですが、スコアそのものではありません。パーオン率が上がったのに平均スコアが変わらないなら、まず「増えたGIRで得た打数が、どこで相殺されたか」を探します。
最初に見るのはパーオン後です。同じGIRでも、ピンから8mに乗るのと2mに乗るのでは、その後の期待打数が違います。パーオンしたホールの最初のパット距離、3パット数、パットで失った打数を確認します。GIRだけ増えても、長い距離からの3パットが増えていればスコア改善が見えにくくなります。
次に、パーオンを外したホールを見ます。寄せワン率だけでなく、グリーン周りから何打かかったかを確認します。さらに、OB・ペナルティーエリア・林からのリカバリーなど、大きな失点が増えていないかも分けます。数ホールの大叩きは、複数ホールで得た小さな改善を簡単に打ち消します。
BroadieはPGA TOURのショット単位データを使い、最終スコアをロングゲーム、ショートゲーム、パッティングなどの打数増減へ分解しました。この考え方の利点は、GIRのような一つの結果指標だけでは見えない「どこで得て、どこで失ったか」を確認できることです。別のPGA TOUR統計研究でも、GIR、パッティング、ドライビングなど複数の技能がスコア成績へ関係しており、一つの指標だけで平均スコアは決まりません。
実用上は、同じ期間で①GIR、②パーオン時の最初のパット距離と3パット、③パーオン失敗後の打数、④ペナルティとダブルボギー以上、を並べます。可能ならショットごとのストローク・ゲインドでティー、アプローチ、ショートゲーム、パットへ分解すると、GIR改善を打ち消している場所を最短で見つけられます。
なお、数ラウンドだけでは平均スコアのばらつきが大きいため、GIRが少し上がった直後に『効果がない』と断定しません。同じ期間・似たコース条件で複数ラウンドを比較します。