ゴルフ百科事典

芝を傷める「芝草害虫」には、どんなタイプがいる?

芝害虫/昆虫

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まず答え

芝草害虫の昆虫は、主に「根や地際を食べる」「葉をかじる」「植物の汁を吸う」といった食べ方で分けられます。どこを加害するかで症状や探し方が違うため、虫がいるだけでなく、種類・発生量・芝の被害を合わせて確認します。

詳しい解説

ゴルフ場の芝には多くの昆虫がいますが、そのすべてが芝草害虫というわけではありません。芝を食べたり吸汁したりして、芝の密度・生育・プレー面へ問題を起こす昆虫が管理対象になります。

UGA Extensionの加害様式の分類を基に、地下部や地際の食害、葉をかじる食害、植物の汁を吸う吸汁を分けた概念図です。葉・根の形や比率は実物ではなく、昆虫の種や口器、被害症状の外観を再現していません。褐変だけで害虫と断定せず、種類・生育段階・発生量・加害箇所・実際の芝の被害を合わせて確認します。

UGA Extensionは芝草害虫を、加害する場所や方法で整理しています。地下部を加害する代表例にはコガネムシ類の幼虫、ケラ類、ビルバグ類があり、根や地際を傷めます。葉をかじるタイプにはアーミーワーム、カットワーム、ソッドウェブワームなどがあり、葉が欠けたり芝が薄くなったりします。吸汁するタイプにはチンチバグやスピットルバグなどがあり、植物の汁を吸うことで黄化や衰弱を起こします。

同じ茶色い斑でも原因は一つではありません。根を食べる害虫の被害は乾燥ストレスに似ることがあり、葉を食べる害虫でも病害や刈込み障害と見分けにくい場合があります。USGAも、害虫ごとに生活史や加害部位を確認し、発生状況を調べてから対策することを重視しています。

したがって管理では、「虫を見つけた=害虫だからすぐ防除」ではなく、何の虫か、どの生育段階か、どこを食べているか、実際に芝へどの程度の被害が出ているかを確認します。種類と加害様式が分かると、調査場所や対策時期も絞りやすくなります。