ゴルフ百科事典

マーシャルは、どのくらい遅れた組に声をかけるの?

プレーペース・マーシャル

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

全国共通の「何分遅れたら声をかける」という固定基準はありません。コースが設定した基準時間と前の組との位置を合わせて見ます。前方が詰まっていないのに大きな間隔が開き、基準時間も超えている場合に、状況を確認して声をかけるのが基本です。

詳しい解説

マーシャルが声をかけるは、「予定より10分遅れたら必ず」など世界共通の固定値ではありません。R&Aのプレーペース資料でも、各ホールや18ホールの基準時間は、組の人数、ホールの長さ、難しさ、グリーンから次のティーまでの移動距離などを踏まえてコースごとに設定するとしています。

判断では、時間だけでなく前の組との位置も見ます。R&Aが紹介するマーシャル運用例では、前の組との間に半ホールを超える空きができた場合でも、すぐに「遅い組」と決めつけず、その前の2〜3組の状況や一時的な待ちがないか確認し、1ホール程度観察することが勧められています。別の基準例では、前の組からスタート間隔以上離れた場合などを「位置から遅れている」状態の目安にできます。

競技では、委員会があらかじめ「アウト・オブ・ポジション」の定義と最大許容時間を競技条件に設定できます。一般営業のコースでも考え方は同じで、マーシャルは①その組が基準時間より遅れているか、②前の組との間隔が開いているか、③前方の渋滞やルール処置、など一時的な事情がないか、を確認してから対応するのが合理的です。

つまり、マーシャルの声かけは単純な時計だけの判定ではありません。コース独自の基準時間と組間隔を軸に、前後の流れまで見て判断します。