練習場の 芝打席は、 なぜ 場所を ずらしたり休ませたりするの?
練習場・ドライビングレンジ
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詳しい解説
天然芝の練習打席は、ボールを打つたびに芝や土が削られ、同じ場所に人が立ち続けることで踏圧も受けます。芝が成長して埋め戻す速度より傷む速度の方が速くなると、裸地が広がり、練習面の品質を保てなくなります。
そのためゴルフ場では、ロープや打席表示を動かして、使う範囲を前後左右へ順番にずらします。USGA Green Sectionは、打席位置を頻繁に移して摩耗を分散し、以前使った場所へ十分な回復時間を与えることを、芝打席管理の基本として案内しています。
休ませる期間は全国共通の固定日数ではありません。芝種、気温、日照、水分、肥料、利用人数などで回復速度が変わるからです。USGAは、通常規模の芝打席でも利用量が多いと回復が追いつきにくく、悪天候や生育が遅い時期には天然芝を閉じて人工マットへ切り替えることも有効だとしています。
利用者側では、指定された打席範囲から外れないことも重要です。見た目がきれいな場所へ勝手に移ると、本来休ませていた区画を傷めてしまいます。また、芝打席でディボットを一直線にまとめる打ち方は、傷む面積を小さくし、周囲の芝から回復しやすくする方法としてUSGAが推奨しています。
つまり、芝打席を動かすのは単なる混雑整理ではなく、「使う場所」と「回復させる場所」を循環させる芝管理です。