ゴルフ百科事典

パットしたボールは、なぜ転がるうちに減速する?

ボール・地面相互作用/転がり抵抗

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

グリーンとの転がり抵抗で、ボールの前進・回転のエネルギーが少しずつ失われるからです。芝葉との接触や表面の変形などによる抵抗が大きいほど、同じ初速でも早く減速して短く止まります。

詳しい解説

パットしたボールは、になった後もグリーンから転がり抵抗を受けるため減速します。芝葉を押し倒したり、柔らかい表面をわずかに変形させたりするたびに、前進・回転のエネルギーの一部が失われます。平らな面なら、この抵抗が進行方向と逆向きに働き続け、やがてボールは止まります。

平らな面で、球が滑らず転がっている段階の模式図です。右へ進む球は時計回りに回転しますが、芝や地表の変形などでエネルギーを失い、転がり抵抗によって減速します。茶色の矢印は抵抗による減速の働きを簡略化したもので、接触面の力をすべて示す図ではありません。下の列は等しい時間ごとの位置の例で、減速すると位置の間隔が短くなります。実際の減速度は芝や水分、硬さなどで変わり、下り斜面では重力の影響も加わります。

抵抗の大きさは一定ではありません。、芝の量と向き、水分、表面の硬さや滑らかさなどで変わり、抵抗が小さいほど同じ初速でも長く転がります。スティンプ値が大きいグリーンは、標準条件でボールがより長く転がる面です。

なお、インパクト直後のスキッド中は滑りを伴う接触もありますが、スキッドが終わった後も転がり抵抗は残ります。つまり「純転がりになれば減速しない」わけではありません。