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ギア/シャフト 調査・執筆 公開

KBS全シリーズの違いと選び方

TOUR・$-TAPER・C-TAPER、軽量モデルとカーボンまで

KBS TOURのSは120g。$-TAPERもC-TAPERも、Sなら120gだ。同じ重さなのに、しなりを感じる場所も、球を上げる狙いも違う。KBSで迷うのは、軽いか重いかが決まってからだったりする。

切り返しでシャフトに重さを預けたいのか。振り下ろしても手元が動きすぎない方がいいのか。球が高すぎるのか、長い番手だけ上がらないのか。まずこの違いから、比べる二本を探していこう。

国内の現行モデルを中心に、2026年10月発売のTOUR V-Xまで比較する。アイアン用の後に、ウェッジ、カーボン、ウッド・UT・パター用もまとめた。海外専用の名前や、同じ性能で色だけ違う仕様も分けている。

メーカーの設計説明と、試打者本人の評価に基づく比較。GOLF DNAで全モデルを実打測定した記事ではない。重量は特記のない限りカット前公表値。試打条件は末尾の出典欄に記載。

同じ120gで、どこまで球を上げたいか

最初の基準にしやすいのはTOUR。そこから打ち出しやスピンを抑える方向に$-TAPER、さらに低い弾道を狙う方向にC-TAPERがある。重さを変えずに球の出方を比べられるのが、この3本の面白いところだ。

アイアン用の見取り図。弾道欄はメーカーの設計方向で、全モデルを同条件で測った順位ではない
モデルしなり・振り心地の見どころ球筋を変える狙い
TOUR滑らかにしなりを使う基準高さとスピンを含めて組み立てる
$-TAPERTOURより締まった反応を比べるTOURから弾道を抑える
C-TAPER大きな剛性差をつけず、先端も安定低い打ち出し・低スピン
TOUR-VTOURより手元がしっかり。同じSなら10g軽い打ち出し・スピンを抑える
TOUR V-XTOURより手元がしなる新モデル全体の高い剛性と、しなりを感じる手元を両立
TOUR LITE95〜105gで滑らかなしなり軽さを使って高さを出す
$-TAPER LITE手元・先端を締め、中間の動きを使う軽くしてもしっかり打ちたい
C-TAPER LITEC-TAPERより手元にしなりを持たせる通常のCより高く打ち出す

高い球が嫌だからと、いきなりC-TAPERへ進む必要はない。TOURで十分な高さが出ているなら、まず$-TAPERと比べて、頂点と落ち際がどう変わるかを見る。球が低い人は反対で、低スピン化より先に、長い番手でが足りているかを確かめたい。

TOUR|急に弾くより、しなり戻りがつながる

KBS TOUR 120 Sの製品写真
KBS TOUR。国内Sのカット前公表重量は120g。写真:FST JAPAN公式。

TOURは、メーカーが滑らかな剛性の変化を持たせた基準モデル。手元だけが大きく折れる、先だけが急に跳ねる、といった強い癖を狙ったものではない。切り返しから当たり際まで、しなりを使って振り抜きたい人が最初に比べやすい。

Driving Range HeroesのBill Bushは、中間付近から徐々に戻る滑らかさを評価している。鋭い一発の弾きというより、戻りが続いてくる感触だ。一方、本人の弾道は設計上の分類より低く出たと記しており、「TOURなら誰でも高くなる」とは読めない。

TOURで気持ちよく振れるなら、その感触を基準にしておくと選びやすい。$-TAPERへ替えて球が少し強くなっても、切り返しでしなりを見失うなら、重さや硬さも含めて戻って比べられる。

$-TAPER|TOURの滑らかさが好きで、球を少し抑えたい

$-TAPERは、TOURより弾道を抑え、スピンを管理する方向。Sは同じ120gなので、TOURから替えたときに「軽くなったから振れた」という差を作らず比較しやすい。

Bill Bushの125g・S+試打では、TOURより張りがあり、先端の反応も締まって感じられた。一方、しなりを使った振り心地は残り、本人にはC-TAPERより親しみやすかったという。TOURから一段しっかりさせたい場面が想像しやすい。

たとえばTOURで高さは十分なのに、強く振るほど頂点が高くなりすぎる。そんなときに同じ重量の$-TAPERを挟むと、低さだけを追わずに済む。比べたいのは、最高到達点と、グリーンに落ちてからの転がり。低く出た一本が必ず止まりやすいわけではない。

C-TAPER|低く強く打ちたい。ただし高さが足りていること

KBS C-TAPER 120 Sの製品写真
C-TAPER。国内仕様はサテン仕上げ。写真:FST JAPAN公式。

国内公式では、打ち出しとスピンを強く抑えるモデルとして位置づけられる。全体の剛性差を小さくした設計で、シャフトの動きを大きく感じて球を上げる方向とは違う。TOURと同じ120gでも、狙う球はかなり違う。

C-TAPER LITEを試したMatt Saternusは、元のC-TAPERの先端の安定感を好みながら、自分には打ち出しとスピンが足りなかったと説明している。振った感触が好きでも、球が低すぎることはある。これがC-TAPERを選ぶときの分かれ目だ。

風の下を通る球が欲しい、高さもスピンも出すぎている、という人なら比較する理由がある。反対に7番は気持ちよく打てても、5番になるとキャリーが落ちて止まらないなら、その低さを長所だけで片づけたくない。

TOUR-V|軽くして、手元の動きも抑える

TOUR-VはR100g・S110g・X120g。TOURと同じフレックスなら10g軽い。国内公式はTOURより手元の剛性を高め、打ち出しとスピンも抑えた設計としている。

つまり、TOUR S120gからVのS110gへ替えると、振る重量は減るが、手元まで軟らかくなる方向ではない。軽量化したいけれど、切り返しでグリップ側がたわみすぎる感触は苦手、という人に比べる理由がある。

Plugged In GolfのBill Bushは、張りが強く、シャフトからの反応をつかみにくかったと記している。合った球では低スピンだったが、本人は再現性に苦労した。軽い方が振りやすいかどうかと、しなりを感じ取れるかどうかは別の話になる。

TOUR V-X|手元にしなりを戻した、2026年の新顔

KBS TOUR V-X 95の製品写真
2026年10月5日発売のTOUR V-X。国内は90〜130gの9重量。写真は95g。写真:FST JAPAN公式。

名前は似ているが、TOUR-VのXフレックスという意味ではない。TOUR-VがTOURより手元を締めているのに対し、V-XはTOURより手元の剛性を抑えている。切り返しでしなりを感じやすくし、全体の高い剛性で当たり際の変形を抑える設計だ。

GEWの比較でプロが120gを打つと、TOURより手元がたわみ、少し遅れてから戻る感触だった。本人の球はTOURより打ち出し・スピンが低めで、着弾も右寄り。これは手元がしなることを、そのまま強いつかまりに結びつけられない例でもある。

同じ試打の95gでは、120gほど硬さを感じず、TOUR LITE95に近い戻りを感じている。V-X全体を「左へ行かない硬いシャフト」で括ると、軽い重量帯の違いが消えてしまう。

TOURのしなりは好きだが、強く振ったときの収まりをもう少し比べたい。TOUR-Vでは手元の反応が乏しく感じる。そういう人には、新たに並べる一本になる。国内は90gから5g刻みで130gまであり、公式表では重量ごとに表示されている。

TOUR LITE|重さを落として、球の上がりやすさも欲しい

TOUR LITEは95・100・105g。国内公式では、軽さを使ってストロングロフトのアイアンでも高さを出す方向だ。TOUR S120gが後半に重く感じる人なら、TOUR-V S110gよりも大きく重量を落とす比較になる。

Bill BushがSub70の639CB/MBで試した際は、TOURに通じる徐々に戻る感触があり、通常のTOURより高さとスピンが増えた。本人にはキャリーと落下角の増加につながったという。

軽いクラブを速く振ることだけが目的ではない。5番や6番で、低く出てそのまま落ちていた球に高さが加わるか。力を抜いて振っても、途中でしなりが分からなくならないか。その二つをTOURと比べたい。

$-TAPER LITE|中間は動き、先端は落ち着く

$-TAPER LITEも95・100・105g。TOUR LITEと重量帯は同じだが、国内公式は手元と先端を締め、滑らかなしなりでしっかり打てる設計としている。軽量シャフトの先が頼りなく感じる人には、比べる理由がはっきりしている。

Matt Saternusの試打では、中間のしなりと戻りが分かりやすく、先端には安定感があった。同じヘッドの通常$-TAPERから替えると打ち出しが少し高くなり、スピンと距離は近かった。一方、重いシャフトに慣れた本人は、軽量化で打点の散らばりも増えている。

軽くして速く振れても、当たりがばらつけば距離は揃わない。TOUR LITEと同じ重量を用意できるなら、どちらが切り返しで急がず振れるか、強めに振った一球だけが飛びすぎないかを見ておくと、違いを拾いやすい。

C-TAPER LITE|元のCより、手元が動いて高く出る

105・110・115gのC-TAPER LITEは、通常のC-TAPERを軽くしただけの低弾道モデルと考えると選び違いやすい。手元の剛性を抑え、元のCより高く打ち出す設計だ。

Matt Saternusは、先端の安定感を残しながら手元に動きが加わり、自分には高い打ち出しと中程度のスピンが得られたと評価している。元のCでは低すぎた人に、同じ名前のLITEが合うことがある。

C-TAPERの先端が暴れにくい感触は気に入ったが、振っても球が上がり切らない。そういう不満なら、単にフレックスを下げる前に比べたい。TOUR LITEから見るなら、やや重い重量帯で、手元の動きと先端の落ち着きの両方を試す位置になる。

MAX80とC-TAPER95|数字をそのまま重量だと思わない

MAX80の国内公表重量はR92g・S95g。80gではない。手元がしなる設計で、ストロングロフトでも高さを出す狙いがある。TOUR LITE95と同じ95gでも、手元の感触を比べる意味がある。

C-TAPER95は、国内の単品仕様でR105g・S110g。こちらも95gではない。元のC-TAPERより手元がしなり、中弾道を狙う。名前から、C-TAPER LITE105〜115gより必ず軽いと思うと話が逆になる。

特に中古クラブでは、クラブメーカー向けの同名仕様も確認したい。ここで使っているのは国内公式の単品用スペック。ラベルが似ていても、別のクラブに付いていた純正仕様へ重量や硬さをそのまま当てはめない。

TOUR FLT|長い番手は上げ、短い番手は抑える

TOUR FLTは、長い番手と短い番手の弾道を変える設計。国内公式では、ロングアイアンはTOURより高い打ち出し・低スピン、ショートアイアンは高さを抑える方向としている。

同じセットで、5番は球が低くてキャリーが足りないのに、9番は上に抜ける。この二つが同時にある人なら、TOURと一番違いを見たいのは7番だけではない。長い番手と短い番手を一本ずつ並べて、両端の不満が減るかを見る。

R110gからX130gまでの公表重量はTOURと同じ。番手ごとに弾道を変えることと、番手ごとにシャフト重量を変えることは分けて考えよう。

国内アイアン用の重量を並べる

国内公式のカット前公表重量。重量表記のみの行に、海外のR・S・Xを補っていない
モデル重量・フレックス比較するときに押さえる点
TOUR/$-TAPER/C-TAPER/TOUR FLTR110/R+115/S120/S+125/X130g同じ表示・重量で設計の違いを比べられる
TOUR-VR100/S110/X120g同じSのTOURとは10g差
TOUR V-X90/95/100/105/110/115/120/125/130g国内公式は重量別表記
TOUR LITE95/100/105g国内公式は重量別表記
$-TAPER LITE95/100/105g国内公式は重量別表記
C-TAPER LITE105/110/115g国内公式は重量別表記
MAX80R92/S95gモデル名の80は実重量ではない
C-TAPER95R105/S110g国内単品用。OEM仕様の表と混ぜない

同じSでも、TOUR120gとTOUR-V110gでは重量も手元の設計も違う。同じ110gでも、TOURのRとTOUR-VのSは、フレックスの文字だけで横並びにはできない。比較する二本が決まったら、重量と表示のどちらを揃えたのかを先に確認しておく。

TGI・PGI・MAX GRAPHITE|カーボンも、しなりの量で分かれる

KBS TGI80のカーボンアイアン用シャフト
TGI80。TGIには90〜110gの重量帯もあり、カーボン=軽量専用ではない。写真:FST JAPAN公式。

この3本は、軽いカーボンを一列に並べただけではない。国内のPGIの説明では、しなりを抑えるTGIと、しなりを使う GRAPHITEの中間にPGIを置いている。重さを決めた後に、どれだけシャフトの動きを感じたいかで比べられる。

国内カーボンアイアン用。先端形状によって重量展開が異なる
モデル重量展開振り心地・弾道の狙い
TGI.370:50・60・70・80g/.355:90・95・100・110gTOURの弾道・スピン管理を目指し、PGIよりしなりを抑える
PGI.370:50・60・70・80・90・100g/.355:70・80・90gTGIより動き、MAXほど大きなしなりに寄せない
MAX GRAPHITE.370:45・55・65・75・85g/.355:45・55・65g軟らかく滑らかにしなり、高い球を打ちたい

スチールの重量感は減らしたいが、先が大きく動く感触は苦手ならTGIから。TGIではしなりをつかみにくいならPGI、さらにシャフトの動きと高さが欲しいならMAXを比べる。この順番なら「何グラム軽くなるか」だけで選ばずに済む。

PGIは組み方にも差がある。国内公式が示す平行先端の推奨チップカットは、7番で日本向け1.5インチ、米国標準2.5インチ。米国の重量とフレックスの対応を、そのまま国内の組み上がりへ当てはめられない。レビューと手元のクラブの印象が違うときは、重量だけでなく先端形状とカット量も確認したい。

ウェッジ4種|低く抑える610、高さとスピンを足すHI-REV

国内ウェッジ専用モデル。高さ・スピンは設計上の狙い
モデル公表重量アイアン用から何を変えるか
KBS WEDGER110/S120/X130gTOURの感触を基に、先端を締めてスピンを管理
TOUR-V WEDGE125gTOUR-Vの感触に、部分ショットで使う重さを加える
610 WEDGER110/R+115/S120/S+125g手元と先端を締め、低い球をコントロール
HI-REV2.0 WEDGER115/S125/X135g先端を動かし、動的ロフト・打ち出し・スピンを増やす

低い打ち出しから距離を合わせたいなら610。手元と先端の動きを抑え、自分の振り幅で運ぶ設計になる。HI-REV2.0は反対で、先端の動きも使い、ロフトがつく方向を狙う。バンカー越えなどで高さが足りない人には比較する理由があるが、どの短いアプローチでもスピンが増えるという話ではない。

TOURを使っていてウェッジだけ振り心地を大きく変えたくないなら、まずKBS WEDGE。TOUR-V S110gから専用ウェッジ125gへつなぐ場合は、15g重くなる。フルショットで振り切れるかに加え、ハーフショットでヘッドの重さを感じやすくなるかも見たい。

なお610のグリップ側外径は0.610インチ。他の3種の0.600インチとは違う。シャフトの張りだけでなく、同じグリップを入れたときの握りの感触にも関わる。

ウッド用|TG Black、PGW、MAX HLは狙う球が違う

TG Blackは、先端を締めて低弾道・低スピンを狙うウッド用。MAX HLは、軽さと高い打ち出しを狙う。低く前へ飛ばしたいのか、まずキャリーを出せる高さが欲しいのかで、比べる理由が分かれる。

PGWは、シリーズ名だけで一つの弾道に決められない。公式表では重量・フレックスに応じて先端の硬さと弾道が変わる。同じSでも、40Sと70Sでは別の狙いになる。

PGW国内公式のSの例。モデル名の数字と公表重量も区別する
仕様公表重量公式の弾道・先端分類
PGW40 S47g高弾道/軟らかい先端
PGW60 S60g中低弾道/しっかりした先端
PGW70 S69g低弾道/硬い先端

PGW40で先端の動きを使って球が上がった人が、同じ感触のまま重くしようと70へ替えると、狙いがずれる可能性がある。重量だけ変える試打と考えず、当たり際の動きと高さももう一度比べたい。MAX HLも40〜50g台の実重量があり、軽い仕様と重い仕様では振る負担が変わる。

UT用|アイアンからのつながりと、上がりやすさ

TOUR HYBRID PROTOTYPEは65〜105g。TOURのスチールアイアンからつなぎやすい感触と、高い打ち出し・スピン管理を狙う。重いアイアンからUTだけ軽くなりすぎるのが気になるなら、重い重量帯まで選べる点が使いやすい。

PGHは45〜105gとさらに広く、PGIを基に高さを出す方向。PGIアイアンから振り心地をつなぐ候補になる。MAX HL HYBRIDは40〜80gで、PROTOTYPEやPGHでも硬く感じる人へ、よりしなりを使って上げる選択肢だ。

ここはシャフトの名前をアイアンと揃えれば終わりではない。UTを入れる理由が、長いアイアンで出せない高さなら、その役割を果たすかが先。重さの流れが良くても、狙った距離で球が止まらなければ組み直したい。

パター用|CT TOURとGPSは、どちらも124g

CT TOUR PUTTERはスチール124g、GPSはカーボン124g。ここでもカーボンへ替えると軽くなるわけではない。CT TOURは全体の剛性を高くし、重い・大きいヘッドを支える設計。GPSも高い剛性で、シャフトの曲がりやねじれ、フェースの動きを抑える方向だ。

ONE STEPは130g。先端側の長い平行部分で、メーカーはより軟らかな当たりの感触を狙っている。ヘッドが大きく揺れる感触は減らしたいが、インパクトまで硬く感じるのは苦手、という人ならCT TOURやGPSと比べたい。

パターは球の高さやスピンで並べず、構えたときの重さ、ストローク中のヘッドの感じ方、当たりの感触を見る。長さやグリップ、ヘッドが変わった完成品同士を打って、差の全部をシャフトへ割り当てないことも大切になる。

黒・サテン・Design Tuningは、性能の別シリーズなのか

TOURと$-TAPERにはクロームとブラックの国内掲載があるが、選べるフレックスは仕上げで異なる。C-TAPERとC-TAPER LITEはサテン仕上げ。色や光り方が違うことと、しなりの設計が違うことは分けて見たい。

TOUR Design Tuning Modelは110・120g、TOUR LITE Design Tuning Modelは95・100g。国内公式はそれぞれベースモデルと同じ性能としている。限定の柄を選ぶ理由はあっても、より硬い・低スピンになるという説明はできない。

海外名と旧モデルを探すときに

米国公式にはTOUR V-X LITE、ジュニア向けGENERATION、ウッド用TD2.0、TOUR PUTTER、GPSのHEAVYWEIGHT・BROOMSTICKなど、国内一覧と違う展開もある。国内V-Xの重量別表示に、米国のフレックスやLITEの区分を勝手に足してはいない。

GENERATIONには、ウッド用とアイアン用のカーボンモデルも掲載されている。若いプレーヤー向けの別ラインなので、成人用のMAXやPGIを軽くした同一仕様としては扱わない。PRO+、Custom+や限定仕上げもあるが、確認できない選別基準や性能差までは補っていない。

中古や完成品に付く旧仕様・メーカー向け仕様は、国内の現行単品一覧にないだけで、一律に廃番とは断定できない。クラブの年式、メーカー向け仕様、ラベルの重量を確認し、今回の現行表とは別に照合したい。

まず二本に絞るなら、何と何を打つか

悩みから組む比較。推奨順位ではなく、違いを確かめる二本
今の不満先に並べたい二本見るところ
120gは合うが、TOURの球を少し抑えたいTOUR S/$-TAPER S同じ重さで頂点・スピン・落ち際
しっかり振ると高すぎる$-TAPER/C-TAPERの同重量低くなっても長い番手のキャリーが残るか
軽くしたいが手元は締めたいTOUR/TOUR-Vの適正重量重量減と手元の張りを分けて感じる
TOURの手元のしなりを残したいTOUR/TOUR V-Xの同重量切り返しの遅れと、当たり際の戻り
100g前後で、軽さと高さを両立したいTOUR LITE/$-TAPER LITEの同重量中間の動きと先端の落ち着き、当たりの揃い方
C-TAPERは好きだが球が低いC-TAPER/C-TAPER LITE手元の動きが加わり、高さが足りるか
カーボンでしなりを感じにくいTGI/PGIの近い重量振り下ろしでしなりを拾えるか
低いウェッジ球と高い球を比べたい610/HI-REV2.0の適正重量打ち出し、部分ショットの距離感

最初は同じヘッド、ロフト、長さで7番を比べたい。そのうえで長い番手を打ち、キャリーと落ち方を見る。TOUR FLTなら短い番手も加える。ウェッジはフルショットだけで終えず、普段使う小さい振り幅を入れると、選びたい一本が変わることがある。

見るのは一番飛んだ一球より、力を抜いた球と、少し強く振った球の間で何が変わるか。気持ちよくしなっても、高さが足りない。低く強い球でも、距離が揃わない。振り心地と球の両方が納得できるところまで、比較する二本を入れ替えていく。

よくある疑問

KBS TOUR・$-TAPER・C-TAPERは何が違う?

国内Sはいずれも120g。TOURを基準に、$-TAPERは弾道を抑える方向、C-TAPERはさらに低い打ち出し・低スピンを狙う。重量を揃えて、しなりの感じ方と長い番手の高さを比べやすい3本。

TOUR-VとTOUR V-Xは別物?

別モデル。TOUR-VはTOURより手元の剛性を高めた設計。2026年10月発売のV-XはTOURより手元の剛性を抑えている。V-XをTOUR-VのXフレックスとは読まない。

TOUR LITEと$-TAPER LITEはどちらが軽い?

国内公式はいずれも95・100・105g。同重量で選べる。軽さの順位では決まらないので、中間のしなりと先端の安定感を比べたい。

C-TAPER LITEも低弾道?

元のC-TAPERより手元がしなり、高く打ち出す設計。元のCで高さが足りなかった試打者が、LITEでは高い打ち出しを得た例もある。名前が共通でも同じ弾道ではない。

MAX80は80g、C-TAPER95は95g?

国内単品用の公表値はMAX80がR92g・S95g、C-TAPER95がR105g・S110g。モデル名の数字を実重量として使わない。完成品の純正仕様は別途確認する。

TGI・PGI・MAX GRAPHITEの違いは?

国内説明では、PGIはしなりを抑えるTGIと、しなりを使うMAXの中間。重量だけでなく動きの量で比べる。先端形状や組み方が違う仕様を、重量だけで同じ硬さに換算しない。

ウェッジで高さとスピンが欲しいなら?

HI-REV2.0は先端を動かして、動的ロフト・打ち出し・スピンを増やす狙い。610は手元と先端を締め、低い球を管理する方向。実際によく使う振り幅で比べたい。

黒やDesign Tuningは性能も違う?

国内のTOUR/TOUR LITE Design Tuningは、公式がベースモデルと同じ性能と明記する。黒仕上げなどは仕様の有無を確認する必要があるが、見た目だけで硬さやスピンの差を決めない。

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