ゴルフ業界分析

公表資料調査 · 2026年10月28日公開

ゴルフ場運営の市場と主要企業の業績|調査レポート

市場・来場・運営会社の年次と直近実績を、定義・出典・計算式まで詳しく読む。

GOLF DNA編集部 · 調査 2026年10月24日

JAPAN GOLF COURSE OPERATIONS

全国の来場回数は
2022年度を山に落ち着いた

8,750.2 万人回

2024年度の確定値
2022年度からの2年間で 約4.1%減

2022年度9,129.0 万人回
2023年度8,968.3 万人回
2024年度8,750.2 万人回

棒は0を基準に、上限を9,500万人回として表示。

NGKの利用税統計から作図。年度の実行月は3月〜翌2月。同じ人の複数回来場を含む延べ回数。2025年度速報は本文の別欄へ。

調査基準日 2026年10月24日

国内のゴルフ場運営を対象に、公表統計で把握できる需要と市場金額、確認できる運営会社の年次決算と直近実績を調べた。需要は2019〜2024年度の確定値と2025年度速報、市場金額は同じ公表資料にある2020〜2024年、企業財務は主に2024〜2026年決算を用いる。最新の補助資料として2026年4〜6月の四半期実績を併記する。

調査で確認した変化

全国の延べ利用回数は2022年度の9,129.0万人回から2024年度の8,750.2万人回へ約4.1%減少した。2019年度比では約1.8%多い。2025年度速報8,749.8万人回は、協会が前年速報と比べほぼ横ばいと説明している。S01 NGK 2024年版 ゴルフ場数 延利用者数 利用税額等の推移。S03 NGK News 2025年度速報および2026年の月次利用状況。

GMACが掲載した市場推計は2020年7,190億円から2024年9,240億円へ約28.5%回復し、直近の2023年比では約1.6%減った。企業の年次売上が増えても、全国市場が同じ率で増えたとは限らない。S05 GMAC ゴルフマーケットデータ2026。

平和グループのゴルフ事業は2026年3月期に売上2,306.24億円・営業利益455.99億円となったが、同年度からアコーディアの損益が連結されている。一方、買収後の同じ4〜6月を比べた2026年の実績は、来場減・単価上昇・増収・営業減益だった。範囲拡大、需要、価格、費用を分ける必要がある。S09 平和 2026年3月期 決算短信。S11 平和 2027年3月期 第1四半期 決算説明資料。

1 対象と定義

主対象は国内のコース運営である。用品製造とインドア・練習場事業そのものの市場分析は含めない。ただし、企業の開示区分に練習場・会員関連・宿泊等が含まれる場合は、その範囲を明示して元の開示値を使う。

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データ期間単位と対象比較上の注意
市場推計 GMAC暦年2020〜2024億円企業売上の合算ではない
市場推計 TDB2024年度など事業者売上高ベースGMAC系列と対象・時期・算出法が異なる
全国利用 NGK各年度3月〜翌2月延べ回数ユニークな人数ではない
経産省の事業所統計暦年2019〜2024調査対象事業所全国市場の総額ではない
企業財務主に2024〜2026年決算全社・事業別の原通貨と単位利益の定義と決算月、連結範囲を分ける
平和の直近四半期2026年4〜6月3カ月実績通期実績や予想を比較欄に入れない

各表は同じ行や同じ系列の時間変化を読むために配置した。全国市場、事業所サンプル、会社連結、事業区分を足して市場総額を作らない。PGMとアコーディアを平和グループに重ねて加算しない。表にある会社は公表資料から追える事例であり、業界全体の母数ではない。

2 市場金額の5年推移

2.1 GMAC掲載の推計系列

暦年ゴルフ場市場の推計
20207,190億円
20218,340億円
20229,050億円
20239,390億円
20249,240億円

2020→2024年は28.51%増、2022→2024年は2.10%増、2023→2024年は1.60%減である。底からの回復と直近の小幅な縮小を区別できる。単位は名目の円であり、物価変動を取り除いた実質売上ではない。

同じGMAC資料6頁にある系列を採用した。レジャー白書関連のデータとして掲載されるが、無料公開抜粋だけから元の推計算式や全収入項目を再構成することはできない。異なる版の過去値を継ぎ足さない。市場規模の公表表 6頁。

2.2 別調査の金額は同じ系列にしない

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公表系列対象期間公表金額
GMAC掲載市場推計2023年9,390億円
GMAC掲載市場推計2024年9,240億円
TDB 事業者売上高ベース2023年度7,896億円
TDB 事業者売上高ベース2024年度8,100億円

TDBは主にゴルフ場を運営する事業者の決算等を集計し、2024年度を2024年4月〜2025年3月期決算と定義している。GMACの暦年系列と時期も集計方法も異なるため、「2024年市場は増えたか減ったか」を別系列の2点から判定しない。TDBの金額をGMACの前年値で割ることもしない。

TDB資料は2024年度の増加率を3.0%と公表する一方、掲載金額7,896→8,100からの単純計算は約2.58%になる。丸め前値など差の理由は確認できないため、3.0%は資料の公表率、2.58%は掲載金額からの計算として区別し、独自に値を修正しない。TDBの調査対象と市場推計 1〜2頁。

3 全国の延べ利用回数

3.1 確定値を同じ年度定義で比較

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年度実行期間延べ利用 万人回課税 万人回非課税 万人回
20192019年3月〜翌2月8,596.96,665.21,931.8
20202020年3月〜翌2月8,134.76,323.51,811.2
20212021年3月〜翌2月8,969.46,917.12,052.3
20222022年3月〜翌2月9,129.06,982.42,146.7
20232023年3月〜翌2月8,968.36,822.02,146.4
20242024年3月〜翌2月8,750.26,673.42,076.8

「年度」の実行期間は毎年3月から翌年2月で、通常の4月〜翌3月とも暦年とも異なる。税務報告に基づく延べ利用であり、年に10回来場する1人は原則として10回分に現れる。上記の人数表記を参加人口へ置き換えない。全国確定値 2頁 注1〜5。

2019→2024年度では153.3万人回増えたが、2022→2024年度では378.8万人回減った。直近2年の減少は、コロナ前との比較でも減少していることを意味しない。

課税と非課税の構成も変化した。2024年度の非課税利用は2,076.8万人回で、延べ利用全体の約23.7%。非課税には年齢等の要件があるため、すべてを高齢者の回数と置き換えたり、課税者を若者と呼んだりしない。制度の区分は年齢構成そのものではない。

3.2 最新の年度速報は別欄で扱う

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年度と版実行期間延べ利用回数比較の扱い
2024年度 確定2024年3月〜2025年2月8,750.2万人回上の確定系列に採用
2024年度 前年速報としての値同じ期間8,755.1万人回2025年度速報が採用する比較対象
2025年度 速報2025年3月〜2026年2月8,749.8万人回協会公表の前年比は約0.1%減 ほぼ横ばい

2024年度速報と確定値には4.9万人回の差がある。2025年度速報8,749.8と2024年度確定8,750.2の差を使って、協会公表の前年比を再現したとは説明しない。版が異なるので精密な伸び率の接続は保留し、速報であることを表示する。NGK 2026年5月26日 参考事項。

3.3 2026年の直近月は通年の代わりにしない

NGKが2026年10月9日に公表した7月実行分は約750.8万人回、前年同月約740.5万人回に対し約1.4%増だった。資料の表題は納税月である8月を示すため、実行月7月と分けて記録する。1カ月の改善から2026年度全体の増加を確定しない。S04 NGK 2026年7月の全国利用状況 速報表。

4 ゴルフ場の供給と一場あたりの利用

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年度県別の場数集計値同表の一場あたり利用回数
20192,22738,603
20202,21636,709
20212,20740,641
20222,19641,571
20232,18741,
20242,17240,286

この場数は税統計の県別集計である。県境にまたがる18場について重複があり、NGKの説明では2025年2月末の実施設数は2,172−18=2,154場となる。県別集計の2,172を、そのまま一意の実施設数と表示しない。過去年に同じ18場を機械的に引いて実施設数の系列を作ることもしない。実施設数と重複の説明 1頁。

一場あたり利用回数は協会の公表値をそのまま使う。2019年度38,603回から2024年度40,286回へ約4.4%高い。これは18ホール換算の稼働率でも、土日祝の予約充足率でもなく、地域差やホール数の違いをならした値でもない。供給減少も一場あたり利用を押し上げるため、個々の施設が等しく好調だったとは判断しない。

5 調査対象事業所の収入と利用の変化

5.1 一利用あたり売上

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暦年調査対象売上延べ利用回数売上÷利用回数
2019917.58億円9,296,106回約9,871円
2020798.92億円8,912,524回約8,964円
2021944.27億円10,257,560回約9,206円
20221,020.14億円10,531,189回約9,687円
20231,057.77億円10,504,644回約10,070円
20241,049.53億円10,311,555回約10,178円

計算式は「公表売上高 百万円×1,000,000÷延べ利用回数」。2023→2024年の対象売上は約0.8%減、対象利用回数は約1.8%減、一利用あたり売上は約1.1%増だった。プレー回数と一回あたり収入が違う方向に動く事例になる。

この統計は調査対象の事業所合計であり、全国すべての施設の悉皆値ではない。対象事業所の構成や営業ホール数も変化するため、同じ施設だけを固定した既存店成長率と呼ばない。全国市場を推計するために場数比で膨らませない。経産省の本調査は2024年12月調査で終了しており、新統計の2025年以降の値を無調整で継ぎ足さない。政府統計 年次原表と不連続の注記。

5.2 2024年の収入項目

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2024年の収入項目調査対象の年額合計売上に対する割合
利用料金収入合計749.61億円71.4%
キャディフィ126.14億円12.0%
食堂・売店(直営のもの)173.79億円16.6%

総売上1,049.53億円を使った派生単価約10,178円には、キャディフィや直営の食堂・売店収入が含まれる。単純なグリーンフィ、予約サイトの表示価格、客が税込で支払う一律の料金とは異なる。内訳の計と合計に1百万円の差があるため、合計欄は公表値を優先する。

6 運営モデルによって売上の意味が異なる

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モデル事業の収入や費用の持ち方比較するときの注意
施設を保有し自ら運営コース利用・飲食・会員関連等の収入と、コース管理・人件費・施設投資を持つ施設全体の売上と利益を受託会社の手数料売上と直接比較しない
他社の施設を受託運営契約に応じた運営受託料などを収入にする受託施設の利用代金全額が受託会社の売上になるとは限らない
会員制とビジター利用会員関連収入と都度の利用収入が併存会員権の流通価格や預託金残高を年間プレー売上に足さない
ゴルフと宿泊等の複合運営滞在・宿泊・飲食とコース利用を組み合わせるゴルフのみの事業と同じ範囲かを確認する

この表は比較のための事業モデルの整理で、特定の契約の会計処理を判定するものではない。開示された連結範囲と収益認識の区分を優先する。

7 平和グループの5年とアコーディア取得

7.1 ゴルフ事業の年次実績

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3月期末ゴルフ事業売上同事業営業利益同営業利益率損益の対象
2022853.08億円132.80億円15.57%PGM等 アコーディア未連結
2023916.11億円145.82億円15.92%PGM等 アコーディア未連結
2024962.25億円192.50億円20.01%PGM等 アコーディア未連結
20251,003.67億円184.50億円18.38%PGM等 アコーディア未連結
20262,306.24億円455.99億円19.77%PGM等+アコーディア

2024・2025・2026年の行は保存済み決算短信の数値とも一致する。2022・2023年は2026年8月公表の業績推移表から採用した。部門営業利益は全社費用等の調整前で、連結営業利益とは異なる。S08 平和 2025年3月期 決算短信。S09 平和 2026年3月期 決算短信。年次推移の再掲 30頁。

7.2 取得と損益連結は日付が違う

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時点開示上の出来事年次比較への影響
2025年1月31日PJC Investmentsを子会社化取引の日付
2025年3月31日みなし取得日2025年3月期は主に貸借対照表へ連結
2026年3月期アコーディアの損益を連結2025年3月期との売上比較は範囲拡大を含む
2026年6月末保有・運営322コース同月時点の会社公表値
2026年の持株会社移行平和HDへ商号変更本表の過去決算は当時の平和の名称を保持

ゴルフ事業売上は2025→2026年に約129.8%増えたが、既存施設だけの増収率ではない。既存PGMとアコーディアを合わせた過年度の通年同条件売上は本表にないため、買収影響を差し引いた有機的成長率を推定しない。有価証券報告書 主要指標と取得の注記。公式沿革。

7.3 連結全社の3年実績

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期末全社売上全社粗利全社営業利益全社経常利益親会社帰属純利益
2024-03-311,363.81億円467.96億円234.30億円227.46億円166.11億円
2025-03-311,458.67億円524.90億円276.90億円213.32億円130.64億円
2026-03-312,581.07億円854.75億円434.23億円336.52億円116.70億円

全社には遊技機事業等も含まれる。ゴルフ事業の粗利・純利益が単独で同じように開示されているわけではないため、上表の全社粗利や純利益をゴルフ事業の値に転用しない。

8 買収後の同期間で読む直近の運営

8.1 来場回数と会社公表単価

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期間来場回数顧客単価比較範囲
2024年4〜6月 参考576.7万人回9,458円会社が示すPGMとアコーディア合算参考値
2025年4〜6月590.5万人回9,599円買収後の実績
2026年4〜6月577.0万人回9,859円買収後の実績

2024年の通常表示はPGM単独251.8万人回・9,781円なので、合算後の期間とそのまま比較しない。上表の2024年値は同じ資料の注記にある合算参考値で、当時すでに連結損益へ入っていたという意味ではない。顧客単価は会社の定義による公表指標で、利用者が支払う純粋なプレー料金とは異なる。来場と単価 7頁。

8.2 売上を保っても利益は下がった

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ゴルフ事業の実績2025年4〜6月2026年4〜6月同期間の変化
売上高618.35億円625.09億円+1.1%
売上総利益208.43億円186.50億円-10.5%
営業利益156.95億円127.02億円-19.1%
会社定義のEBITDA228.03億円204.36億円-10.4%
減価償却費52.47億円58.60億円+11.7%
設備投資100.89億円72.80億円-27.8%

2026年4〜6月は来場が約2.3%減り、顧客単価は約2.7%上昇。ゴルフ事業売上は約1.1%増えた一方、営業利益は約19.1%減った。会社は悪天候、昇給・人事制度移行、ホテル営業開始、外形標準課税の増加などを説明している。これらの寄与額すべてを個別に切り出した表ではないため、営業減益の全額を一つの理由に配賦しない。実績と費用 4〜8頁。

売上から粗利を引いた原価相当額は409.92→438.59億円、粗利から営業利益を引いた差額は51.48→59.48億円となる。前者は28.67億円増、後者は8.00億円増で、売上6.74億円増を上回る。これは同じ開示区分の損益差からの計算であり、支出額や現金原価そのものではない。

EBITDAは会社定義で営業利益に減価償却費とのれん償却費を加えた指標である。利払いや税金、設備投資、運転資金の変化が残るため、自由に使える現金や純利益と置き換えない。設備投資72.80億円も、当該四半期の減価償却費とは別の指標である。

8.3 プレー以外の売上も開示区分に入る

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2026年4〜6月の開示項目金額読み方
ゴルフプレー売上565.39億円来場関連の収入
会員関連売上38.46億円前年35.39億円から増加
練習場関連売上16.11億円屋外コース運営以外の収入も含まれる
ゴルフ事業の売上合計625.09億円上記以外も含むため3項目の計と同一ではない

625.09億円はゴルフ事業全体であり、全国の屋外コース利用市場と同じ範囲ではない。来場回数×会社公表単価を事業売上全額の恒等式として使わず、会員関連・練習場関連・その他を含む開示区分を優先する。売上の区分 8頁。

9 買収資金と利益の段階

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連結全社の項目2025年3月期2026年3月期
営業利益276.90億円434.23億円
支払利息19.28億円101.59億円
経常利益213.32億円336.52億円
親会社帰属純利益130.64億円116.70億円

2026年3月期には営業利益と経常利益が増えた一方、親会社帰属純利益は減少した。支払利息や税負担等の段階が異なるため、部門営業利益だけで最終的な収益力を判断しない。

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資金関係の公表項目値範囲
アコーディア取得に伴うシンジケートローン契約5,100億円契約額 買収総対価そのものと同一視しない
2026年3月期 純有利子負債5,721.55億円会社公表の連結指標
2026年3月期 営業キャッシュフロー412.10億円連結全社
2026年3月期 投資キャッシュフロー−206.21億円連結全社

これらを市場全体の借入や、個々のコースの利益に置き換えない。取得時には貸借対照表と損益の連結開始に時差があり、年次キャッシュフローにも大型買収による不連続がある。金融リスクと連結財務諸表。

10 リソルのゴルフ運営事業

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期末事業売上開示された事業利益事業利益÷事業売上
2024-03-3181.06億円10.51億円12.97%
2025-03-3183.57億円9.33億円11.16%
2026-03-3185.51億円9.79億円11.45%

利益指標は経常損益ベースであり、平和の部門営業利益と同じ率の順位付けはしない。2024→2026年の売上は約5.5%増えたが、部門経常利益は10.51→9.79億円で約6.9%減。直近2025→2026年は売上・利益とも持ち直している。

同社のゴルフ運営事業と「リソルの森事業」は別区分で、真名カントリークラブを含む後者を本表に重ねていない。全国17コースという説明は運営提携を含む。保有のみを数える会社とのコース数ランキングは作らない。S12 リソルHD 2025年3月期 決算短信。S13 リソルHD 2026年3月期 決算短信。S14 リソルHD 2026年3月期 決算説明資料。

全社にはホテル等も含まれる。

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期末全社売上全社粗利全社営業利益全社経常利益親会社帰属純利益
2024-03-31257.17億円178.29億円21.22億円19.47億円14.11億円
2025-03-31284.00億円201.91億円26.81億円25.66億円19.50億円
2026-03-31304.04億円215.93億円33.03億円31.21億円27.08億円

11 トーシンのリゾート事業

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期末事業売上開示された事業利益事業利益÷事業売上
2024-04-3015.98億円1.90億円11.86%
2025-04-3014.71億円2.23億円15.17%
2026-04-3015.29億円2.16億円14.13%

利益は全社費用配賦前の部門経常利益である。2024→2026年の売上は約4.3%減、部門経常利益は約14.0%増だが、未配賦費用があるため全社の利益率とは異なる。2025→2026年だけでは売上増・部門経常減益であり、どの年を比べるかで方向が変わる。

リゾート事業はゴルフ場の運営管理等を含むが、レッスン施設等は「その他」に含まれる部分がある。リゾート事業と全ゴルフ関連事業は同一ではない。2026年5月1〜8日の短期決算を通年の代わりにしない。S15 トーシンHD 2025年4月期 訂正後決算短信。S16 トーシンHD 2026年4月期 訂正後決算短信。

全社には携帯電話販売、不動産等が含まれ、純損失をゴルフ場の営業損失と読み替えない。

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期末全社売上全社粗利全社営業利益全社経常利益親会社帰属純利益
2024-04-30171.34億円40.19億円3.25億円2.85億円1.42億円
2025-04-30174.77億円32.87億円0.45億円-0.32億円-0.16億円
2026-04-30177.95億円29.12億円2.60億円0.71億円-13.76億円

12 利益が出るまでの費用と運営施策

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論点公表資料の具体例数字を読むときの扱い
人材と人件費平和は昇給や人事制度移行による費用増を説明売上増だけで利益増を仮定しない
施設と設備ゴルフ事業の四半期設備投資72.80億円、ホテル開業関連費用設備投資と減価償却費と営業費用を分ける
暑さPGMの送風機付きカート、リソルのクーラー付きカート送風と冷房を同じ設備と表記しない
時間と料金夜間営業、需要に応じた価格設定、公式予約経路の優遇顧客単価の変化は同じ商品の一律値上げ率とは限らない
滞在と顧客層ゴルフと宿泊、施設上質化、訪日客向け商品会社の施策説明と市場全体への効果推定を分ける

TDBの対象集計では、赤字企業の割合は2022年度20.1%、2023年度21.8%、2024年度24.7%と公表されている。利益指標は当期純利益に基づく。同調査の対象企業における割合であり、全施設が同じ採算にあるという意味ではない。損益動向 2頁。

企業開示は費用負担の具体例を示すが、全国の料金上昇をどれだけ人件費・燃料費・利益増で説明できるかという寄与率までは得られない。料金が上がったことだけから「利益が同じ率で増えた」と推論しない。

13 数値から言えることと言えないこと

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観測した事実読み取れることこの資料だけでは言えないこと
全国確定利用は2022→2024年度で約4.1%減コロナ期の高水準から需要が落ち着いた全国の実プレーヤーが同じ率で減った
2024年度の一場あたり利用は2019年度より高い供給数と需要の両方を見たいすべてのコースで予約が取りづらい
平和の年次事業売上は2026年に大幅増アコーディアの損益連結で範囲が拡大国内市場が同じ率で拡大した
買収後四半期は増収でも営業減益費用増を含む採算の確認が必要すべての値上げが増益につながった
各社の利益指標に違いがある会社内の同定義の推移は比較できる部門利益率を単純に並べた効率ランキング

14 原数値と計算方法

原数値は通貨と単位を保持する。今回採用した財務は円建てで、平和・リソルの百万円は100で割ると億円、トーシンの千円は100,000で割ると億円になる。換算為替は使わない。部門の粗利・純利益がなければ空欄のままにし、全社利益から按分しない。

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計算式例
増減率新しい値÷古い値−18,750.2÷9,129.0−1=約−4.1%
利益率当該事業の開示利益÷同事業の売上リソル2026年 9.79÷85.51=約11.45%
一利用あたり売上売上百万円×1,000,000÷延べ利用回数2024年 104,953×1,000,000÷10,311,555=約10,178円
円の表示元単位から億円へ変換1528892千円=15.28892億円
速報の比較同じ公表版の比較対象を使う2025速報は前年速報87,551千人との比較

表の丸め前の値から計算し、表示は原則として億円2桁、割合1〜2桁に丸めた。公表金額や構成内訳に丸め差がある場合は、原表の合計値を採用する。会社の公表率と独自計算を分け、0と未取得を同じ記号にしない。

15 出典の照合と残る範囲

照合点採用方法
NGKの2024年度速報と確定の差確定8,750.2万人回を年次系列、前年速報8,755.1万人回を2025速報の比較基準として分離
場数の重複県別2,172と重複控除後2,154を区別
平和の直近四半期売上同資料4・8・30頁で一致する62,509百万円を採用。13頁の62,059表記とは相違するため後者を採用しない
TDBの掲載金額と公表率7,896→8,100の計算約2.58%と、公表率3.0%を分離
経産省の内訳計と合計2024年の1百万円差は合計104,953を優先
トーシンの訂正と短期決算訂正後の年次原本を使い、8日間の決算を年次3年表から除く

2025年の国内ゴルフ場市場金額を、この資料の2024年市場推計の先へ同一定義で追加できる公表数値は今回確認できていない。2025年度のNGK利用は速報である。国内すべての運営会社の財務を網羅したものではなく、非上場の独立コース等を含む利益順位や市場シェアは作っていない。海外の施設保有と受託運営をまたぐ世界順位も対象外である。

16 データ付録

GOLF DNAの各社ページ掲載先
PGMPGMの紹介と財務
アコーディアアコーディアの紹介と財務
リソルリソルの紹介と財務
トーシントーシンの紹介と財務

17 出典一覧

S01 NGK 2024年版 ゴルフ場数 延利用者数 利用税額等の推移

公表日または確認日 2025-11-13。税統計の確定年次。各年度の実行月は3月~翌2月。県境18場の重複に注意。 対象PDF頁 1–2。 出典を開く

S02 NGK 2024年度利用者数と2025年2月末ゴルフ場数の説明

公表日または確認日 2025-11-13。2,172から県境18場を控除した実施設数2,154を説明。 対象PDF頁 1–2。 出典を開く

S03 NGK News 2025年度速報および2026年の月次利用状況

公表日または確認日 2026-10-09ほか。2025年度速報は2025年3月~2026年2月、87,498千人。比較対象の前年速報は87,551千人。 出典を開く

S04 NGK 2026年7月の全国利用状況 速報表

公表日または確認日 2026-10-09。表題は納税月8月、実行月7月。前年同月比較。 対象PDF頁 1。 出典を開く

S05 GMAC ゴルフマーケットデータ2026

公表日または確認日 2026-03-06配布・04-03掲載。6頁の同一掲載表で2020~2024年の市場推計を比較。 対象PDF頁 3–7。 出典を開く

S06 帝国データバンク ゴルフ場業界 動向調査 2024年度

公表日または確認日 2025-12-01。主にゴルフ場を運営する事業者。決算期4~翌3月。2025年10月時点の企業情報。 対象PDF頁 1–3。 出典を開く

S07 経産省 特定サービス産業動態統計 長期時系列表10 年次実数 e-Stat配布

公表日または確認日 2025-03-19更新。調査対象事業所の年次合計。全国総額でも固定された全施設の悉皆値でもない。2019~2024年19指標を照会。 出典を開く

S08 平和 2025年3月期 決算短信

公表日または確認日 2025-05-14。2024年3月期と2025年3月期。アコーディアの損益は未連結。 出典を開く

S09 平和 2026年3月期 決算短信

公表日または確認日 2026-05-13。2025・2026年3月期。2026年からアコーディアの損益を連結。 出典を開く

S10 平和 2026年3月期 有価証券報告書

公表日または確認日 2026-06-26。連結範囲、取得、借入、支払利息とキャッシュフローを確認。 出典を開く

S11 平和 2027年3月期 第1四半期 決算説明資料

公表日または確認日 2026-08-07。実績期間は2026年4~6月。年次実績・通期予想と混在させない。 対象PDF頁 4–8・30。 出典を開く

S12 リソルHD 2025年3月期 決算短信

公表日または確認日 2025-05-08。全社とゴルフ運営事業、部門経常利益を区別。 出典を開く

S13 リソルHD 2026年3月期 決算短信

公表日または確認日 2026-05。ゴルフ運営とリソルの森は別事業。 出典を開く

S14 リソルHD 2026年3月期 決算説明資料

公表日または確認日 原資料参照。全国17コースは運営提携を含む。URLは既存受領記録から補完。 対象PDF頁 4ほか。 出典を開く

S15 トーシンHD 2025年4月期 訂正後決算短信

公表日または確認日 訂正後原本。2024年4月期を含む。リゾート事業利益は全社費用配賦前の経常損益。 出典を開く

S16 トーシンHD 2026年4月期 訂正後決算短信

公表日または確認日 訂正後原本。2025・2026年4月期。別の2026年5月8日短期決算を3年比較に含めない。 出典を開く

S17 平和HD 公式事業概要

公表日または確認日 2026-10-24確認。保有と受託運営の規模を混同しない。定量の基準日はS11の2026年6月末を優先。 出典を開く

S18 平和HD 公式沿革

公表日または確認日 2026-10-24確認。2026年の商号変更を確認。決算当時の社名は平和。 出典を開く

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元数値と集計データ

市場、延べ利用、調査対象事業所、会社全体と部門の値を分けた6件のデータ付録です。原本PDFの再配布は行わず、出典は公式資料へつなぎます。

出典・参考資料

  1. S01 NGK 2024年版 ゴルフ場数 延利用者数 利用税額等の推移

    税統計の確定年次。各年度の実行月は3月~翌2月。県境18場の重複に注意。

  2. S02 NGK 2024年度利用者数と2025年2月末ゴルフ場数の説明

    2,172から県境18場を控除した実施設数2,154を説明。

  3. S03 NGK News 2025年度速報および2026年の月次利用状況

    2025年度速報は2025年3月~2026年2月、87,498千人。比較対象の前年速報は87,551千人。

  4. S04 NGK 2026年7月の全国利用状況 速報表

    表題は納税月8月、実行月7月。前年同月比較。

  5. S05 GMAC ゴルフマーケットデータ2026

    6頁の同一掲載表で2020~2024年の市場推計を比較。

  6. S06 帝国データバンク ゴルフ場業界 動向調査 2024年度

    主にゴルフ場を運営する事業者。決算期4~翌3月。2025年10月時点の企業情報。

  7. S07 経産省 特定サービス産業動態統計 長期時系列表10 年次実数 e-Stat配布

    調査対象事業所の年次合計。全国総額でも固定された全施設の悉皆値でもない。2019~2024年19指標を照会。

  8. S08 平和 2025年3月期 決算短信

    2024年3月期と2025年3月期。アコーディアの損益は未連結。

  9. S09 平和 2026年3月期 決算短信

    2025・2026年3月期。2026年からアコーディアの損益を連結。

  10. S10 平和 2026年3月期 有価証券報告書

    連結範囲、取得、借入、支払利息とキャッシュフローを確認。

  11. S11 平和 2027年3月期 第1四半期 決算説明資料

    実績期間は2026年4~6月。年次実績・通期予想と混在させない。

  12. S12 リソルHD 2025年3月期 決算短信

    全社とゴルフ運営事業、部門経常利益を区別。

  13. S13 リソルHD 2026年3月期 決算短信

    ゴルフ運営とリソルの森は別事業。

  14. S14 リソルHD 2026年3月期 決算説明資料

    全国17コースは運営提携を含む。URLは既存受領記録から補完。

  15. S15 トーシンHD 2025年4月期 訂正後決算短信

    2024年4月期を含む。リゾート事業利益は全社費用配賦前の経常損益。

  16. S16 トーシンHD 2026年4月期 訂正後決算短信

    2025・2026年4月期。別の2026年5月8日短期決算を3年比較に含めない。

  17. S17 平和HD 公式事業概要

    保有と受託運営の規模を混同しない。定量の基準日はS11の2026年6月末を優先。

  18. S18 平和HD 公式沿革

    2026年の商号変更を確認。決算当時の社名は平和。