公表資料調査 · 2026年10月28日公開
ゴルフ場の業務システムと自動精算の費用|調査レポート
会社・製品・契約の役割、2022〜2026年の財務、公開料金、実名コースの導入事例を確認する。
GOLF DNA編集部 · 調査 2026年10月28日
01
調査対象は、日本のゴルフ場を動かす業務システム
02
来場者の一日を、予約から締めまで追う
予約の段階では日時、組、代表者、料金プラン等を登録する。受付では会員区分や当日の来場者を確認し、ロッカーキー等の識別情報と結びつける。場内の利用を同じ人の勘定へ集めるための準備だ。
レストランや売店では、商品・数量・利用者を登録して会計へ送る。精算では集まった勘定を呼び出し、契約した支払方法で処理する。その後に、現金回収、カード入金の照合、日報や会計への反映が残る。
このため、支払い端末だけを入れ替えても、予約や料金設定、売上入力まで自動になるとは限らない。どの段階を誰の製品が担うかを分けて見る。
予約から締めまで、利用者の記録がつながる
一つのコースに、複数社の製品が入る場合もある。
表は横にスクロールできます
| 段階 | 主なシステム | 受け渡す情報 |
|---|---|---|
| 予約 | 電話・自社Web・外部予約サイト | 日時・組・代表者・料金プラン |
| 受付・会員管理 | フロント・チェックイン機 | 会員区分・来場者ID・料金条件 |
| ラウンド中の利用 | レストラン・売店・練習場等 | 商品・数量・利用者の勘定への追加 |
| 基幹の会計 | 料金・利用税・売掛・割引等 | 同じ来場者に金額を集約 |
| 精算 | 自動精算機・有人窓口・スマホ等 | 現金または契約した決済手段 |
| 締め・入金照合 | 日報・会計システム・カード会社等 | 現金回収・手数料控除後入金・売掛残高 |
03
基幹システムが受け持つ料金と会員の管理
基幹システムは予約画面だけではない。倶楽部エース21の基本機能には、フロント会計、会員・ビジター、売掛金、年会費、ゴルフ場利用税、キャディ勤怠、競技順位等の管理が並ぶ。
会員とビジターの扱い、年会費の回収、法人や団体の請求、プレー当日に払わない売掛など、コースの営業の仕組みがデータに入る。料金を足すだけの一般的なレジとは、扱う業務の幅が異なる。
キャディ管理から給与ソフトへの接続なども案内されている。現場の記録を会計・給与へ渡す部分まで、誰が設定し保守するのかが費用と責任範囲に関わる。
出典 [1]
04
自動精算機は基幹の勘定を受け取る
05
基幹と機器を組み合わせる会社の構成
基幹の専業・専門事業者と、専用機器を開発・製造するメーカー、設置や販売を行う会社は、役割が重なることもあれば分かれることもある。見積の窓口が一社でも、内部では別会社の製品を使う場合がある。
倶楽部エース21の提供会社は、システムギア、USEN-ALMEX、ハイブリッドの機器を取り扱うと明示している。SwingClub-CLOUDも主要メーカーとの連携を案内している。
公開された連動関係は、全世代の機器や全オプションで互換性があるという保証ではない。既存機器を残す場合には、型番・接続仕様・費用・保守の担当まで確認する仕事が残る。
基幹、機器、決済では、受け持つ仕事が違う
メーカー名だけでは、場内システム全体の構成は分からない。
三和コンピュータ/東京システムハウス/グレイン/三和システム/富士テレコム/アイシグリーンシステム/ゴルフ場システム など
USEN-ALMEX/システムギア など。基幹側の製品と連動する。
カード会社などとの加盟店契約。機器の購入・ソフトの利用とは別の取引。
06
公表している会社から規模を追う
三和コンピュータの2026年3月期売上66億円は全社の数字で、従業員は同年3月末419名。東京システムハウスは会社概要に売上48.3億円、220人と記載し、時点を2025年10月現在としている。
機器メーカーでは、USEN-ALMEXが720名、システムギアが2026年4月に単体368名・グループ434名を公表している。ゴルフ以外の施設や業種も扱うため、この人数をゴルフ部門の人数とはしない。
売上の掲載を確認できない会社については、資本金や取引先数を売上へ換算していない。以下は同じ尺度のランキングではなく、会社の大きさと事業の範囲をつかむための一覧だ。
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| 会社 | 主な製品・役割 | 公表規模 | 対象・時点 |
|---|---|---|---|
| USEN-ALMEX | 自動精算機・チェックイン等 | 従業員720名、24拠点 | 2026年10月28日に確認した会社概要。人数の基準日記載なし |
| システムギア | 自動精算機・オーダー・IC連動等 | 単体368名、グループ434名 | 2026年4月 |
| 三和コンピュータ | Round Master | 全社売上66億円、419名 | 2026年3月期売上、2026年3月末人数 |
| 東京システムハウス | SwingClub-CLOUD、Yardage Club関連事業 | 全社売上48.3億円、220名 | 会社概要の「2025年10月現在」表記 |
| 三和システム | NT-golf 2.0 Cloud | 1982年設立、資本金3,000万円 | 2026年10月28日確認 |
| グレイン | GRAIN CLOUD | 2017年設立、2021年製品リリース | 会社概要の2024年1月1日代表挨拶等 |
| アイシグリーンシステム | 基幹システム・iGolf Shaper等 | 取引ゴルフ場600超との会社説明 | 2026年10月28日確認。説明の基準日は明記なし |
| 富士テレコム | シン・クラブメイト | クラウド型基幹と周辺連携を提供 | 2026年10月28日確認 |
| ゴルフ場システム | 倶楽部エース21・精算機連動販売 | 基幹と複数メーカー機器の組み合わせ | 2026年10月28日確認 |
07
5年分の財務データに用いた範囲と単位
時系列には、U-NEXT HOLDINGSのDatabook FY2026Q4にあるPL_Facility Solutionsシートを使った。2022〜2026年8月期、各4四半期の同一表から、売上、フロー、リカーリング、売上総利益を取り出した。
単位は百万円。年次図表は四半期の公表セル値4つを足した編集部計算である。PDFの説明資料の図と公式Excelでは、一部に百万円単位の表記差があるため、数値はExcelへ統一した。異なる値を途中でつなぎ合わせてはいない。
総額と内訳の公表値にも小さな差がある。差を特定の収益区分へ割り振らず、そのまま元数値に残した。本文の億円表示は概数とし、PDFは収益の定義や事業構成の確認に使った。
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| 項目 | Excelの位置 | 扱い |
|---|---|---|
| 期間 | D4:W5 | 各年8月期・各四半期 |
| 売上と収益区分 | D6:W8 | 総額と内訳をそれぞれ採用 |
| 売上総利益 | D9:W11 | 営業利益と区別 |
| 収益区分の定義 | B16:H17 | 機器販売と継続収入を区別 |
08
売上全体は2024年に大きく膨らんだ
四半期公表値の年合計は、2022年約192億円、2023年約205億円、2024年約288億円、2025年約245億円、2026年約201億円となった。2024年に山があり、その後は売上が落ち着いている。
この売上には、ゴルフ場に加えてホテルや医療施設向けの機器・サービスが含まれる。国内ゴルフ場だけの発注金額や、市場全体の成長率へ置き換えることはできない。
それでも、施設に置く機器を販売する商売には更新需要の波がある、という読み方には役立つ。2024年の増収を恒常的な成長率として延長しないことが重要だ。
機器更新の波が、売上に表れる
U-NEXT HOLDINGS・施設ソリューション/各年8月期
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| 8月期 | 売上合計 | 機器販売等 | 保守・利用料等 |
|---|---|---|---|
| 2022 | 191.50億円 | 127.26億円 | 64.21億円 |
| 2023 | 205.33億円 | 137.92億円 | 67.38億円 |
| 2024 | 288.40億円 | 217.80億円 | 70.58億円 |
| 2025 | 244.71億円 | 174.16億円 | 70.55億円 |
| 2026 | 200.59億円 | 127.04億円 | 73.52億円 |
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機器販売と継続収入は違う動きをした
機器販売等のフロー収入は、2024年の約218億円から2026年の約127億円へ減った。一方、保守や利用料などのリカーリング収入は、2022年約64億円、2024年約71億円、2026年約74億円と増えている。
2026年の継続収入比率は、年合計同士の単純計算で約36.7%。この比率が上がった理由には、継続収入の増加だけでなく、機器販売が特需の水準から下がったこともある。
比率が上がったという一つの数字だけで、全事業が急成長したとは読めない。金額と構成比を併せて見ることで、買い替えの波と運営中の契約を分けられる。
販売の山とは違う、保守・利用料の動き
U-NEXT HOLDINGS・施設ソリューション/各年8月期
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継続収入は粗利益でも重い役割を持つ
公式Excelの四半期公表値を合計すると、2026年の継続収入は約74億円、対応する売上総利益は約56億円。両者の比率は約75.5%となる。機器販売等の同じ計算は約49.0%だ。
これは施設ソリューションに含まれる事業全体の粗利益の構成であり、ゴルフ場向け保守の利益率ではない。販売管理費等を差し引いた営業利益や、最終利益とも違う。
売る側が導入後の契約を持つ意味を考える手がかりになる。機械を売る時期が変動しても、使い続ける顧客との関係が収益の支えとなるためだ。
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| 2026年8月期の年合算 | 売上 | 売上総利益 | 計算した粗利益率 |
|---|---|---|---|
| フロー | 127.04億円 | 62.22億円 | 49.0% |
| リカーリング | 73.52億円 | 55.52億円 | 75.5% |
出典 [8]
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施設向け売上の4%を、ゴルフ売上とは呼べない
2025年の決算説明資料では、施設ソリューションの売上245億円という概数に、レジャーホテル52%、医療機関24%、クリニック3%、ビジネスホテル・簡宿16%、その他4%という構成を示している。
その他の中身にはゴルフ、外食、温浴等が含まれる。245億円に4%をかけても、ゴルフ単独の売上にはならない。また、丸められた構成比の合計は99%であり、勝手に100%へ補正しない。
メーカーが扱う施設全体の規模と、その中のゴルフ向けの規模を分けるための確認である。2030年の計画値も、2025年や2026年の実績とは混ぜていない。
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| 2025年の施設区分 | 公表売上構成比 |
|---|---|
| レジャーホテル | 52% |
| 医療機関 | 24% |
| クリニック | 3% |
| ビジネスホテル・簡宿 | 16% |
| その他(ゴルフ・外食・温浴等) | 4% |
出典 [11]
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導入件数を足して、市場シェアにはできない
USEN-ALMEXの公開納入実績は2023年5月現在455件以上。SwingClubシリーズの現行一覧は2026年1月現在のゴルフ場・関連施設約300件。アイシグリーンシステムは取引ゴルフ場600超と説明している。
精算機の納入、基幹を含むシリーズの導入、会社全体の取引先は、数えているものが違う。同じコースが複数社と取引していることもあり、合計して全国の導入コース数にはできない。
納入時点と現在の稼働も違う。古い製品の実績を含む一覧や、公表基準日のない取引先数は、その条件を付けたまま読む。
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| 提供者 | 公表値 | 時点・対象 |
|---|---|---|
| USEN-ALMEX | 455件以上 | 2023年5月・精算機納入 |
| 東京システムハウス | 約300件 | 2026年1月・ゴルフ場と関連施設 |
| アイシグリーンシステム | 600超 | 基準日記載なし・取引先全体 |
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初期・月額・追加費用を分ける
公開料金の例は、Round Masterの標準機能・標準導入メニューで初期0円、月額20万円という案内だ。SaaS利用、実行環境、操作指導を含む標準条件と、追加導入メニューを区別している。
GRAIN CLOUDのFAQは、基本プランを初期導入費と月額で構成するとしている。ジャパンゴルフオンラインも月額の予約関連サービスを案内するが、基幹システム一式とは提供範囲が違う。
初期0円、クラウド、サブスクリプションという言葉だけで価格比較はできない。移行対象、含まれる周辺機能、サポート、機器の費用をそろえて比べる必要がある。
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| 公表例 | 初期費用 | 継続費用・条件 |
|---|---|---|
| Round Master | 標準条件で0円 | 月額20万円。追加メニュー別途 |
| GRAIN CLOUD | 初期導入費あり・額は問い合わせ | 月額との組み合わせ |
| JGOの予約関連サービス | 初期費用なしとのFAQ | 月額。基幹側の連携作業費は別の場合あり |
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月額20万円を時間と来場者数に直す
月額20万円を12か月使えば240万円。掲載額が変わらないという前提で5年なら1,200万円となる。これは標準の月額分を期間へ換算しただけで、初期0円の契約が無償であるという意味ではない。
来場者を年3万人と仮定した場合、240万円を割ると1来場80円になる。来場者数は説明用で、特定のゴルフ場の実績ではない。機器代や追加メニュー、決済手数料まで含めた原価でもない。
掲載料金の税込・税抜区分は補完せず、その額で計算した。5年は例示の計算期間であり、最低契約期間や途中解約条件を示すものではない。
標準の月額分を、使う期間に直す
Round Masterの公開料金で計算。掲載額が変わらないと仮定。
標準機能・標準導入メニュー。初期費用0円の条件付きプラン。
20万円 × 12か月
240万円 × 5年。最低契約期間を示す数字ではない。
追加機能・機器・接続・決済の費用等は別。税区分は補完せず、掲載額をそのまま計算した。
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プレー代、決済手数料、システム料金を分ける
カード払いでは、精算機が受け付ける支払額と、機器メーカーや基幹システム会社の売上は別である。利用可能なカードも、ゴルフ場とカード会社の契約内容によるとUSEN-ALMEXは説明している。
説明用にプレー代1万円、加盟店手数料3%と置けば手数料は300円、差し引きは9,700円になる。3%は実際の見積や業界平均ではなく、この区別を示す仮定だ。他の経費を引く前の9,700円を利益とは呼ばない。
ゴルフ場側では、決済の契約、機械の保守、ソフトの利用契約をそれぞれ確認する。処理するお金が大きいからといって、システム会社がその全額を稼いでいるわけではない。
プレー代と、システム代は別の取引
金額の流れを説明するための仮定:支払額1万円・手数料3%。
精算機を通る支払額。全額が機器メーカーの売上になるわけではない。
10,000円 × 仮定の3%。実際の率は加盟店契約による。
他の経費を引く前の額。ゴルフ場の利益を示す数字ではない。
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予約連携には両側の費用がある
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既存の精算機やICタグを残せるか
富士テレコムは、自社の基幹システムと既存のWeb予約、カートナビ、オーダリング、自動精算機等を連携できると説明している。周辺機器を残せれば、新しく買う範囲を抑えられる可能性がある。
ただし接続できるかは現物や仕様による。USEN-ALMEXのFAQは、貴重品ボックス等のICタグについてメーカーごとの規格があるため、実物で事前確認するとしている。
一般的な連携の案内から、今ある機器がそのまま使えると決めない。機器の世代、識別方法、保守期限、接続側の改修費を含めて見る。
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| 基幹側の公表 | 連携を案内する精算機メーカー |
|---|---|
| 倶楽部エース21 | USEN-ALMEX、システムギア、ハイブリッド |
| SwingClub-CLOUD | ALMEX、ハイブリッド、システムギアほか |
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レストランや売店の売上を一人の勘定へ集める
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会員区分、利用税、年会費は場内業務の基礎になる
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一括精算の後に、締めと入金照合がある
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クラウドという名前でも、データを置く場所は一通りではない
SwingClub-CLOUDは、運用形態に応じた3種類の構成を案内している。予約等をクラウドに置き、会員マスタや来場者データは場内に保存する方式も説明されている。
一方、Round MasterやGRAIN CLOUDは、サーバを場内へ設置して更新する負担を減らすクラウド型を訴求する。クラウドの提供範囲、場内に残す機器やデータ、契約する周辺サービスは製品によって異なる。
名前だけで同じ仕組みと考えず、どこで何を処理し、誰が運用するかを確認する。これによって初期の買い物だけでなく、通信や保守の負担も変わる。
「クラウド」の中にも、置き方の違いがある
SwingClub-CLOUDが案内する3種類の構成を例に整理。
場内サーバの管理負担を減らす。動作は通信環境にも左右される。
予約等をクラウド化し、会員マスタ・来場者データ等を場内に置く方式。
通信障害時も当日の営業が可能との説明。ただし予約連動等のオプションには制約がある。
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通信が止まった時に、何を続けられるか
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移行するのは顧客名簿だけではない
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初期設定と操作指導も、提供する仕事に含まれる
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現金や消耗品の仕事は、機械化しても残る
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設置台数は、ホール数だけでは決まらない
USEN-ALMEXのFAQは、18ホール・年約3万人なら2台、27ホール・年約5万人なら3台、36ホール・年約7万人なら4台を目安としている。
同じ回答には、現金とクレジットの比率や、平日・休日の来場数によって異なるという条件もある。これは全ての18ホールのコースが必ず2台必要という基準ではない。
チェックアウトが集中する時間、団体のまとめ払い、現金とカードの構成などによって処理の負担が変わる。機械の数だけでは、混雑の解消や削減できる業務量を決められない。
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| メーカーの目安 | 年間来場者の前提 | 精算機台数 |
|---|---|---|
| 18ホール | 約3万人 | 2台 |
| 27ホール | 約5万人 | 3台 |
| 36ホール | 約7万人 | 4台 |
出典 [4]
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制度と端末の更新が、支出のきっかけになる
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Round Masterは発売後に料金プランを変えた
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楽天GORAはライセンス契約で基幹を提供する
楽天は2025年1月29日、三和コンピュータとライセンス契約を結び、楽天GORAの提携ゴルフ場向けにクラウド型基幹システムの提供を開始したと発表した。
予約管理、フロント、会員・顧客情報、分析等を備え、自動精算やカートナビ等とも連動する。予約サイト自身が全ての機械やソフトを開発したという説明ではない。
送客の入口を持つ会社と、場内業務のソフトを持つ会社が組む例である。ゴルフ場が予約を受け、その後の来場や会計を処理する接点が、サービス提供の範囲に入っている。
出典 [22]
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GDOはYardage Club関連事業を東京システムハウスへ移すと発表
GDOは2026年6月8日、Yardage Club関連事業一式を東京システムハウスへ譲渡すると発表した。発表に記載されている譲渡日は7月1日、対象は基幹システム運用と関連サービスである。
GDOはWeb領域の顧客体験、東京システムハウスは場内オペレーションと現地体験に注力する分担を説明している。開発・運用力や現場の知見を組み合わせるという事業上の判断だ。
この発表から、GDOの予約サービス全体を売ったと読んではいけない。譲渡対象と提携後の分担を分け、非公表の譲渡金額や損益は推定していない。
売り方と、会社同士の分担が変わってきた
製品・料金・事業移管の公表を時系列で追う。
- 2021GRAIN CLOUDをリリース
- 2023年11月Round Masterをリリース
- 2024年7月Round Masterの新料金プラン。新紙幣発行による機器更新も
- 2025年1月楽天GORAがライセンス契約による基幹提供を開始
- 2026年6月公表GDOがYardage Club関連事業の譲渡を発表。記載された譲渡日は7月1日
出典 [21]
31
グレインは2021年からクラウド基幹を展開する
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作州武蔵CCは、ホテルとゴルフの会計の手戻りを減らした
2025年の導入事例では、宿泊とゴルフをパッケージで利用した客の会計を、別々のシステムで管理していた。誤りがあると、会社へ問い合わせ、修正してから再度まとめる必要があったという。
新しい基幹で一連の業務を管理することで、その再集計の手戻りがなくなったと説明している。金額の合算だけでなく、間違いの原因を確かめ修正する流れを変えた例だ。
フロントでは、2人が対応する配置を保ちながらチェックイン機を併用し、4人の客へ対応できる形にした。省人化の効果として、スタッフ数が半減したとは記載していない。
フロントの配置を変える場合と、対応できる客を増やす場合
どちらも機械化の例だが、変わったものが違う。
5人は別部門やプロジェクト等へ異動。5人の解雇ではない。
チェックイン機を併用し、4人の客に対応する配置へ。
出典 [24]
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早来CCは、冬のサーバ移送をやめた
早来カントリー倶楽部の2026年の事例は、冬季クローズのたびに場内サーバを別拠点へ物理的に運ぶ必要があり、事故や故障のリスクがあったと説明する。老朽化による更新も検討のきっかけになった。
クラウドへ移ることで移送を不要にし、グループのシステム統一と、初期費用約80%の削減を導入の決め手に挙げている。設備の購入額だけでなく、季節営業の運用負担が関わる事例だ。
約80%は当事者が説明する初期費用の比較である。5年の総費用や、全コースの保守費まで同じ比率で減るという意味にはしない。
出典 [25]
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西東京GCは、初期費用と運用費を別々に説明する
西東京ゴルフ倶楽部の2026年の事例は、更新見積が想定を超えたことや、雪の日にも現地へ出勤して予約対応する負担を、見直しの背景に挙げている。
事例の説明では初期コスト約80%、ランニングコスト約20%を削減し、IT補助金350万円を活用したという。タブレットとIP電話により、社外から予約変更やキャンセル対応ができるようになった。
初期と運用の削減率は異なり、比較の基準金額は公表資料だけではそろわない。350万円を製品価格や一般的な補助金支給額として使わず、このコースの導入事例の数字として扱う。
導入事例の「減ったもの」を分けて読む
異なるコースの数字を、一つの平均効果にまとめない。
冬季クローズ時のサーバ移送も不要に。2026年6月事例。
IT補助金350万円を活用。雪の日の社外対応も。2026年6月事例。
ホテルとゴルフの二重管理を見直す。2025年5月事例。
表は横にスクロールできます
| 事例 | 公表されている効果 | 読み違えない範囲 |
|---|---|---|
| 早来CC | 初期費用約80%削減 | 総費用全体の80%減ではない |
| 西東京GC | 初期約80%・運用約20%削減 | 基準額や構成はコース固有 |
| 作州武蔵CC | 2人で4人の客に対応する配置 | スタッフ数50%減ではない |
出典 [26]
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鹿沼CCはフロントを9人から4人にし、5人を別の仕事へ回した
USEN-ALMEXの2021年12月取材の事例では、鹿沼グループがシステムの入れ替えに合わせ、自動精算やチェックインの自動化を進めたと説明する。グループは鹿沼CC、鹿沼72CC、栃木ヶ丘GCの3コースを経営し、2017年にまず鹿沼72CCへ自動精算機を導入したという。
鹿沼CCでは、フロント業務の人員を9人から4人へ減らした。担当者は、5人を解雇したのではなく、レベニューマネジメントや経営再興計画に関わる新たなプロジェクトチーム等へ異動したと説明している。部門の配置が減ることと、会社の従業員や給与支出が同じ人数分だけ減ることは違う。
担当者は、他のコースで使ったことのある客が多く、導入直後から利用しやすかったことや、トラブル時のサポートを評価している。選定では、機器の機能表だけでなく利用者の慣れや運用の支援も関わる。
取材は2021年であり、現在の全コースの契約や機器構成を示すものではない。ここでは当時の導入判断と、現場の評価が何に向いていたかを読む。
出典 [28]
36
減った作業と、実際に減った支出は同じではない
37
使い続けるほど、入れ替えにも準備が要る
38
市場の変化として確認できること
2021年のGRAIN CLOUD、2023年のRound Master、その後の料金プランや楽天GORAとの契約、2026年のGDOから東京システムハウスへの事業移管の発表を追うと、基幹の提供形態と事業者間の分担が動いていることが分かる。
機器の販売には更新需要の波がある一方、使う期間の利用・保守は収入として続く。会社全体の売上や複数業種の施設事業の数字、個別の導入効果を区別することで、過大な市場規模を作らずに商売の中身を追える。
一般のゴルファーからは帰りの精算機が見えやすい。その後ろにある予約、会員、場内の利用、締め、保守までつなぐ仕組みが、この業界の商品である。
元数値と集計データ
施設ソリューションの5年分
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| 8月期 | 売上合計 | 機器販売等 | 保守・利用料等 |
|---|---|---|---|
| 2022 | 191.50億円 | 127.26億円 | 64.21億円 |
| 2023 | 205.33億円 | 137.92億円 | 67.38億円 |
| 2024 | 288.40億円 | 217.80億円 | 70.58億円 |
| 2025 | 244.71億円 | 174.16億円 | 70.55億円 |
| 2026 | 200.59億円 | 127.04億円 | 73.52億円 |
U-NEXT HOLDINGSの公式Excelの四半期公表値を年合算。単位を億円へ換算した概数。ホテル・医療等を含む施設事業で、ゴルフ単独・全国市場ではない。
出典 [8]
実名コースの事例
表は横にスクロールできます
| コース | 公表時点 | 確認した効果 |
|---|---|---|
| 作州武蔵カントリー倶楽部 | 2025年5月30日公開の導入事例 | ホテルとゴルフの会計修正の手戻りを解消。2人体制を維持して4人の客に対応する配置。 |
| 早来カントリー倶楽部 | 2026年6月24日公開の導入事例 | 冬季クローズに伴う物理サーバ移送をやめる。初期費用約80%削減との当事者説明。 |
| 西東京ゴルフ倶楽部 | 2026年6月10日公開の導入事例 | 旧システム比で初期約80%・ランニング約20%削減、IT補助金350万円活用との説明。降雪時の社外対応。 |
| 鹿沼カントリー倶楽部(鹿沼グループ) | 2021年12月21日取材 | 鹿沼CCのフロントを9名から4名へ再配置。5名は他部門やプロジェクトへ異動。鹿沼72CCへの先行導入は2017年との説明。 |
集計データ
調査方法と対象範囲
01
調査対象と時点
日本のゴルフ場向け基幹・業務システム、自動精算・チェックイン、オーダーと周辺連携を対象とする。確認日は2026年10月28日。機器・ソフト・決済・予約集客の取引を区別する。
02
財務の期間と単位
U-NEXT HOLDINGS Databook FY2026Q4の同一シートで2022〜2026年の各8月期20四半期を採用。単位は百万円。年次は四半期公表セル値の合算として表示し、公式年次実績値と同一と保証しない。
03
原表間の差と計算
PDFの図とExcelの一部に百万円単位の差があるため数値はExcelに統一。総額と内訳の差を勝手に埋めない。億円表示、構成比、粗利益率、月額の期間換算は編集部計算。
04
市場と会社の範囲
施設ソリューションはホテル・医療等を含み、ゴルフ単独や全国市場ではない。全社売上・人数・取引先・導入先を分ける。異なる時点や役割の件数を合算せず、推定市場シェアを作らない。
05
価格と仮定
公開料金の標準条件・追加費用を残す。税区分を補完しない。5年の期間、年3万人、決済手数料3%は計算例であり、契約期間・実績・特定会社の料金・相場ではない。
06
導入事例の読み方
メーカー・販売会社が掲載する当事者事例を利用する。初期費用と運用費、金額の節約と時間の短縮、スタッフ数と対応可能人数を区別し、他コースへ効果を一般化しない。
07
取得と非採用資料
元URLが一覧へ転送され個別内容が取得できない資料は、元の記事の主張に使っていない。会員限定調査の非公開数値は利用していない。HTTP成功だけで内容確認済みとはしない。
08
原本と公開データ
原本、取得時刻、ハッシュ、PDFページ、Excelセル、照合記録は内部保存。記事と集計JSONを公開する。記事の引用・取材元は末尾に掲載。
出典・参考資料
- ゴルフ場システム 倶楽部エース21 基本機能利用税・年会費・売掛・キャディ給与・締日管理
- GRAIN CLOUD 機能予約・売店・レストラン・カートナビ・精算の連携
- ゴルフ場システム 自動精算機異なるメーカーとの接続・販売。基幹と精算機の会社は同一とは限らない
- USEN-ALMEX ゴルフ場向けFAQ目安台数・保守・カード決済契約の条件
- 三和コンピュータ Round Master月額20万円・初期費用条件・別見積と基本機能
- 三和コンピュータ 2024年新料金発表 HTML初期費用実質0円の新プラン。旧PDFは取得不可
- ジャパンゴルフオンライン サービスFAQ予約連携先、連携費用が両側で異なる場合
- U-NEXT HOLDINGS Databook FY2026Q4公式Excelの元数値・期間・事業区分を保存し照合
- U-NEXT HOLDINGS 2026年8月期 決算説明資料2026年10月15日公表。最新年度の施設ソリューションと特需反動
- U-NEXT HOLDINGS 2024年8月期 決算説明資料旧業務用システム事業の複数年売上・利益と新紙幣特需
- U-NEXT HOLDINGS 2025年8月期 決算説明資料施設ソリューションの規模とゴルフを含むその他区分
- USEN-ALMEX 会社概要の数値720名・24拠点。会社全体の規模
- システムギア 会社概要現時点の会社規模。ゴルフ単独売上と分ける
- 三和コンピュータ 会社概要2026年3月期売上66億円。全社売上
- 東京システムハウス 会社案内全社売上48.3億円・220人、2025年10月現在
- グレイン 会社概要2017年開発着手・2021年リリース。代表挨拶2024年1月
- アイシグリーンシステム 会社概要取引ゴルフ場600超。基幹導入だけの件数ではない
- 東京システムハウス SwingClub-CLOUD基幹と周辺サービスの機能・運用方式
- SwingClub-CLOUDの特徴3つの構成・障害時制約・メーカー連携・個人情報権限
- SwingClub-CLOUD 現行の導入事例・実績2026年1月現在、全国のゴルフ場・関連施設約300件。旧個別事例URLは現行一覧へ転送。
- GDO Yardage Club事業譲渡2026年6月8日公表、7月1日譲渡予定の範囲と分担
- 楽天GORA基幹システム提供開始2025年1月。三和コンピュータとのライセンス契約
- GRAIN CLOUD 製品案内初期・月額、2026年新機能、実名導入事例
- GRAIN CLOUD 作州武蔵CC導入事例ホテルとの会計修正・2人で4人に対応した運用。人員削減とは区別
- GRAIN CLOUD 早来CC導入事例グループ統一と初期費用約80%削減の当事者事例。総費用の80%減としない
- GRAIN CLOUD 西東京GC導入事例サーバ移送・老朽更新とクラウド移行
- システムギア ゴルフ導入事例実名導入例・レストランオーダー・自動精算との連動
- USEN-ALMEX 鹿沼グループ導入事例2021年12月21日の取材。現場の運営変更とサポート
- USEN-ALMEX TEX-2900Gカード・売店・自販機を含めた一括精算
- USEN-ALMEX ゴルフ場納入実績2023年5月現在455件以上。現時点の稼働台数としない
- 三和システム NT-golf三和コンピュータとは別会社。クラウド・予約等のラインナップ
- 三和システム 会社概要NT-golfの提供企業を同名他社と区別
- 富士テレコム シン・クラブメイト既存周辺機器の流用・スマホオンライン決済
- アイシグリーンシステム 事業紹介基幹とカートナビ・受付等の横断。グレインとは別会社
- システムギア ゴルフ場向け自動精算機現金補充・警告・保守・過去製品を含む納入一覧
- 国立印刷局 2024年新銀行券2024年7月3日の改刷日
- 日本クレジットカード協会 ICカード取扱い2025年3月末PINバイパス廃止。全決済でPIN必須という意味ではない