ゴルフ場の 芝に 雑草が 出るのは、 除草剤が 足りないから?
病害虫・雑草管理
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まず答え
必ずしもそうではありません。雑草は、芝が薄い、土が締まっている、過湿・乾燥、日陰などで芝の競争力が落ちた場所に入りやすくなります。除草剤だけでなく、雑草の種類と発生条件を見て芝を密に保つ管理が重要です。
詳しい解説
雑草が見えると『除草剤を増やせば解決する』と考えやすいですが、侵入の背景には芝側の弱りがあることが少なくありません。Penn State Extensionは、芝が密で旺盛なら若い雑草を日陰にし、場所を奪うため、雑草の侵入を抑えやすいと説明しています。
逆に、芝種がその場所に合っていない、刈高や施肥が不適切、乾燥や過湿が続く、病害虫で芝が薄くなる、といった条件で裸地や隙間が増えると雑草が入りやすくなります。種類によって好む条件も違います。たとえばイエローナッツセッジは湿った排水不良地で目立ちやすく、フォックステール類は芝被覆が薄い低管理区域で増えやすいとされています。
そのため最初に行うのは、雑草の種類を正しく見分け、どこに・いつ・どんな条件で出ているかを確認することです。少数なら抜き取りで対応できる場合もあり、芝の密度を回復させるだけで次世代の侵入を減らせることもあります。
もちろん、発生量や種類によっては除草剤が必要です。ただし発芽前に効かせる薬剤と発芽後に使う薬剤では適期が異なり、対象雑草を外せば十分な効果は得られません。
つまり雑草管理は『薬剤の量』ではなく、侵入原因を減らす芝管理と、必要な場所・時期に合った防除を組み合わせる仕事です。