ゴルフ百科事典

スコアカードのホール距離は、毎日のティーマーカー位置から測っている?

距離表示・ティーマーカー

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まず答え

通常は違います。コースの公式な測定距離は、各ティーの固定された距離基準点から測定され、その距離を基礎にコースレーティングやスコアカードのヤーデージが管理されます。日々動かすティーマーカーは、その固定基準点の近くに配置するのが原則です。

詳しい解説

スコアカードに書かれているホール距離は、その日のティーマーカーを置いた位置から毎朝測り直した数字ではありません。ワールドハンディキャップシステムのコース測定では、各セットのティーについて「permanent distance marker(固定された距離基準点)」から各ホールを測定し、その測定距離をコースレーティングやの基礎にします。

コースの測定には各ティーの固定距離基準点を使います。当日のティーマーカーは芝の回復などのため動くので、その日の開始位置と公表距離の基準は区別します。図は直線ホールの説明例で、ドッグレッグ等の測定方法は省略しています。

USGAとR&Aの現行Appendix Gでは、各ホールを各ティーの固定距離基準点から1ヤードまたは1メートル単位で測ることを求めています。さらに、日々プレーに使うティーイングエリアの前端は、対応する固定距離基準点から前後10ヤード(10メートル)以内に置くことが推奨されています。

これは、芝の傷みを分散するためにティーマーカーを毎日動かしながらも、コース全体の実際の長さが公表された距離やレーティングから大きくずれないようにするためです。USGAも、ティーマーカーの移動は芝の回復に必要な一方、18ホール全体の距離変化を考えて配置する必要があると説明しています。

したがって、同じティーからプレーしても、その日の実際のスタート位置によって各ホールは数ヤード長くなったり短くなったりします。スコアカードの数字は『今日のティーマーカーからの実測値』ではなく、そのティーの公式な測定距離を示すものと考えるのが適切です。