ゴルフ百科事典

芝の成長調整剤は、効かせるほど良い?

栄養・生育調整

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まず答え

いいえ。成長調整剤は縦方向の伸びを抑えて刈草量や日中の速度変化を減らすのに役立ちますが、効かせすぎると回復力やを落とすことがあります。、気温、生育量、に合わせて量と間隔を調整し、強いストレス時は過剰抑制を避けます。

詳しい解説

植物成長調整剤は、芝をできるだけ伸びなくするための薬剤ではありません。ゴルフ場では、芝の縦方向の伸びを抑え、生育速度を管理しやすくするために使われます。適切に使えば刈草量を減らし、グリーン速度や滑らかさの日中変化を小さくする助けになります。

USGAは、クリーピングベントグラスや超矮性のグリーンで成長調整剤が広く使われ、旺盛な伸びを抑えることでプレー面の安定に役立つと説明しています。特に芝が朝から午後へ伸びると、ボールへの抵抗が増えてグリーン速度が落ちやすいため、生育を適度に抑えることには意味があります。

一方で、伸長抑制が強すぎると別の問題が出ます。USGAが紹介したの研究では、グリーン向けの処理が高い刈高のカラーへ重なってかかると、強い生育抑制や薬害が起こり、芝が薄くなって回復しにくくなる例が確認されています。高温多湿など、もともと芝が生育ストレスを受けている条件では、成長調整剤が回復を遅らせることもあります。

適切な使用間隔も、カレンダーだけでは決まりません。薬剤の効果が続く期間は気温によって変わるため、積算温度を使って再処理時期を調整する方法が使われます。同じ「2週間ごと」でも、涼しい時期と暑い時期では効き方が違うためです。

また、グリーンとカラー、フェアウェイでは刈高と必要な成長量が違います。グリーンでは速度の安定が重要でも、傷んだカラーや交通の多い場所では回復のための成長が必要です。散布境界の重なりや同じ量の一律散布が、場所によって過剰抑制になることがあります。

したがって評価するのは「どれだけ伸びを止めたか」ではなく、必要な回復力を残しながら過剰な成長だけを抑えられているかです。刈草量、芝密度、葉色、傷の回復、天候を見ながら調整し、強く効かせること自体を目標にしません。