ゴルフ百科事典

カップ位置を変えるとき、前日のカップ跡のすぐ近くに新しい穴を切っていい?

カップ位置・日次セットアップ

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まず答え

一律に禁止される距離はありませんが、前日の穴跡がまだ目立つ、沈んでいる、転がりへ影響しそうな場合は、そのすぐ近くを新しいカップ位置にするのは避けるのが実務的です。新しい穴の周囲は、古い穴跡や傷みが少なく、均一に転がる場所を優先します。

詳しい解説

ゴルフ規則には「前日のカップ跡から何メートル離す」という共通の最低距離はありません。USGAも、カップ位置は委員会が決めるもので、規則上の意味で一律の「違法なカップ位置」はないと説明しています。

次のホール位置は古い穴跡との距離だけで決めず、穴跡の修復状態、周囲の傾斜やグリーンの速さ、芝の傷みや利用状況を合わせて考えます。図は確認対象を分ける概念で、実コースの平面図ではありません。二つの記号の間隔は最低距離や、そこに切れば適切という保証を示しません。

ただし、コースセットアップとしては別の判断が必要です。USGAのホールロケーションに関する管理資料では、新しいカップ周辺にや傷などの目立つ欠点が少ない場所を選ぶことが勧められています。前日の古い穴跡も、修復直後は芝と土のプラグが完全にはなじんでいないことがあります。

USGAは、古い穴のプラグが高すぎたり低すぎたりするとパットの転がりへ影響すると説明しています。また、冬季など芝の回復が遅い時期は、古い穴跡が長く残り、見た目だけでなく転がりを乱す可能性があるため、カップ変更回数自体を減らす運用例も紹介しています。

そのため、新しい穴を切るときは「昨日の穴から近いか遠いか」だけで決めません。①古い穴跡が周囲と同じ高さに直っているか、②新しい穴の周囲に傷や柔らかい部分がないか、③傾斜とに対して適切な位置か、④同じ区域へ人のが集中しすぎないか、を合わせて見ます。

前日の穴跡がきれいに修復され、周囲の芝面も良好なら、近いという理由だけで規則違反になるわけではありません。一方、古いプラグがまだ不安定なら、別の健全な区域を選ぶ方がプレー面を保ちやすくなります。