ゴルフ百科事典

慢性痛がある日は、18ホールを9ホールに短縮したりカートを使ったりすると負荷調整になる?

慢性痛・負荷調整

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まず答え

はい。ホール数を減らしたりカートを使ったりすると、歩行量や活動時間を減らせるため、負荷を下げる方法になり得ます。ただし、慢性痛の原因や症状は人によって違うので、「9ホールなら安全」「カートなら問題ない」と一律には決めません。

詳しい解説

慢性痛がある日にラウンド負荷を下げるなら、18ホールを9ホールへ短縮する、歩行をカートへ置き換える、といった方法は合理的な選択肢です。ゴルフの身体負荷はスイングだけではなく、長時間の歩行や立位を含むためです。

9ホールのゴルフでも一定の運動負荷があります。9ホールを対象にした研究では、歩行を伴うプレーでエネルギー消費が確認されています。18ホールよりホール数とプレー時間を減らせば、少なくともラウンド全体の活動量を抑える方向には働きます。ただし、慢性痛の人で9ホールと18ホールを直接比較して「何%負荷が減る」と示した研究は限られるため、固定の軽減率は置けません。

カート利用については、変形性膝関節症のゴルファーを対象に、18ホールを歩いた場合と乗用カートを使った場合を比較した小規模なクロスオーバー研究があります。歩行時はカート利用時より歩数と中高強度活動の割合が高く、膝痛も増えました。著者らは、歩行で症状が悪化して参加が難しくなる人には、カートがプレー継続の選択肢になり得るとしています。

一方、慢性痛では「負荷を減らせば減らすほどよい」とは限りません。WHOの慢性一次性腰痛ガイドラインは、教育や運動を含む個別化した対応を推奨しています。したがって、9ホール化やカート利用は完全休止か通常ラウンドかの二択ではなく、その日の状態に合わせて活動量を調整する手段として使います。

実際には、ホール数、歩行量、練習量などを一度に全部変えるより、どの変更で症状とプレー継続のバランスが取りやすいかを確認します。痛みが急に強くなった、普段と違う症状が出た、医療者から活動制限を受けている場合は、自己判断で負荷調整だけを続けず医療者の評価を優先します。