ゴルフ百科事典

高齢ゴルファーは、歩かずカート中心でもゴルフを健康維持に役立てられる?

社会・コミュニティ

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まず答え

役立てられる可能性はありますが、歩いて回る場合より運動量はかなり減ります。乗用カートでも乗り降りやショット地点までの移動は残りますが、カート中心の高齢者だけを対象に「健康維持効果」を直接証明した研究は十分ではありません。歩行が難しい人には、ゴルフを続けて身体活動や交流を保つ手段の一つとして考えるのが適切です。

詳しい解説

乗用カートを使うと、歩いて18ホール回るより身体負荷は小さくなります。2026年の無作為クロスオーバー研究では、競技ゴルファー16人が同じコースを歩いた場合は平均17,歩・活動エネルギー消費880kcal、乗用カートでは6,274歩・456kcalでした。対象は平均約21歳の男性で、高齢者へ数値をそのまま当てはめることはできませんが、「カートに乗ると運動量がゼロになる」のではなく、「歩行量とエネルギー消費が大きく減る」ことは示されています。

高齢ゴルファーを対象にした別の研究では、ゴルフを続けている人たちは全体として高い身体活動量を示しました。ただし、その調査で乗用カートを使っていた人は7%と少なく、カート中心のゴルフだけで健康効果が得られると直接証明した研究ではありません。

したがって、歩行が可能なら、歩ける区間を増やすほど身体活動量を確保しやすくなります。一方、長距離歩行が負担になってゴルフ自体をやめてしまう人では、カートを使ってラウンドを続けることに意味があります。乗り降り、ショット地点までの短い歩行、スイング、練習、仲間との交流などは残るからです。

実用上は「歩くか、カートか」の二択にせず、体力や関節の状態に合わせて、カートを使いながら安全に歩ける区間だけ歩く、練習場や日常の歩行を別に足す、といった組み合わせが現実的です。カート中心のゴルフだけで推奨運動量を満たせるとは断定せず、本人の歩数・心拍・感などで実際の活動量を確認します。