ゴルフ百科事典

水や資材を減らす取り組みは、コース品質と両立できる?

資源効率・コース品質

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まず答え

両立できる場合があります。ポイントは一律に削ることではなく、芝の必要量や場所ごとの状態を測って過剰投入を減らすことです。USGAの研究・事例では、水や肥料、除草剤、刈込みを減らしながら、許容できる芝品質や良好なプレー条件を維持・改善した例があります。

詳しい解説

水や肥料などの投入量を減らすと、必ずコース品質が落ちるわけではありません。過剰に使っていた分を、芝が実際に必要とする量へ近づけられるなら、むしろ過湿や過剰生育を抑えてプレー条件が良くなることがあります。

USGAが紹介する動的な散水モデルの研究では、季節に応じて芝の水需要を細かく見積もることで、研究地では年間散水量を寒地型芝で約10%、暖地型芝で約15%減らせる試算となり、最低限許容できる芝品質を維持する条件で検証されました。USGAは過剰散水が芝を軟らかくし、病害などの問題を増やすことも指摘しています。

資材についても同じ考え方です。 Athletic ClubのUSGA事例では、フェアウェイをZeon zoysiagrassへ転換した後、肥料・除草剤・刈込み回数を大きく減らしながら、硬く速い良好なプレー条件を得たと報告されています。除草剤を減らしても芝品質や雑草発生に悪影響が確認されず、肥料投入も削減できました。

ただし、これは「少ないほど良い」という意味ではありません。、、気候、利用量、求める仕上がりによって必要な水・肥料・薬剤は変わります。必要量を下回れば、や回復力が落ち、病害や裸地化が増える可能性があります。

したがって、コース品質と両立させるには、削減量そのものを目標にするのではなく、土壌水分、芝の生育量、病害・雑草、硬さや転がりなどを測りながら「不要な投入だけを減らす」ことが基本です。