ゴルフ百科事典

霜が残る朝でも、グリーンをローリングしていい?

グリーンローリング

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まず答え

原則として避けた方が安全です。オレゴン州立大学の試験では、スズメノカタビラのグリーンで凍結した朝のにより芝質が低下し、霜が消えた午後にも傷みが見られました。見た目の霜だけでなく、地温と芝の状態を確認して判断します。

詳しい解説

ローリングはグリーン面を平滑にし、ボールの転がりを整える管理ですが、低温時にはローラー自体が強い機械交通になります。

オレゴン州立大学の2023年の試験では、スズメノカタビラ(Poa annua)のパッティンググリーンへの毎日ローリングと、3草種のフェアウェイへのカート交通を、午前8時と午後1時に実施して比較しました。朝の温度が氷点下だった日は、朝・午後の機械交通で無処理区より芝質が低下しました。朝の地温と傷みの関係は、特にとスズメノカタビラのフェアウェイで明瞭でした。この相関結果を、グリーンのローリングだけで確定した温度基準とは扱えません。

重要なのは、霜が目で見えなくなれば直ちに安全とは限らない点です。同研究では、朝に土壌が凍結していた日は午後1時のローリングでも無処理区より芝質が低下する場合がありました。したがって、冬の作業判断では葉面の霜だけでなく、土壌がまだ凍結状態に近くないかも確認する必要があります。

ただし、グリーンへのローリングについては、オレゴン州で行われたスズメノカタビラの冬季試験です。クリーピングベントグラスなど別草種や、異なる土壌・気象条件へ「0℃なら必ず傷む」という固定基準としてそのまま一般化はできません。

実務では、凍結した朝や土壌が十分に解凍していない日はローリングを延期し、地温と芝の回復状態を確認してから再開するのが安全です。速度を出すためのローリングより、低温期の芝を傷めないことを優先します。