芝の 日照を 確保する ために 木を 減らすと、 風が 強くなりすぎて 逆に 芝管理が 難しくなる ことがある?
樹木管理・芝環境
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まず答え
あります。樹木を減らして日照と風通しを改善することは芝に有利な場合が多い一方、風へ強くさらされる場所では乾燥が速まり、特に冬の冷たく乾いた風で乾燥害が起きることがあります。伐採は日照だけでなく、季節ごとの風向・風速と水分管理まで見て決めます。
詳しい解説
グリーンやティーの周囲で木が密集すると、日照不足と風通し不足によって芝が弱りやすくなります。USGAは、樹木が卓越風を遮っている場合、その木を整理すると芝の温度調節や乾燥が改善し、プレー面の状態が良くなることがあると説明しています。
ただし、「風は強いほど芝に良い」という意味ではありません。樹木を大きく減らして、それまで守られていた芝面が強い風へ直接さらされるようになると、水分の失われ方が変わります。
特に注意が必要なのが冬です。Penn State Extensionは、雪に覆われていない芝が冷たく乾いた風へ長時間さらされると、クラウン部分から水分が失われて乾燥害を起こすことがあり、風を受けやすい高所のグリーンなどで発生しやすいと説明しています。USGAも、冬の風乾燥を抑える方法として砂のトップドレッシングなどを紹介しています。
そのため樹木整理では、①夏に必要な日照と空気の流れ、②冬の卓越風、③芝面が高所や尾根にあるか、④散水で乾燥を補えるか、⑤芝種の耐寒性・乾燥耐性、を合わせて見ます。木を残すか切るかの二択ではなく、剪定、下枝の整理、間引きなどで必要な光と風だけを確保する方法もあります。
結論として、木を減らして風通しを良くすること自体は多くの場面で芝に有利ですが、伐採後の風環境まで確認しないと、別の乾燥ストレスを作る可能性があります。日照改善と風害リスクを季節ごとに分けて判断するのが適切です。