ラウンド後半の 判断ミスは 「意思決定疲労」で 説明できる?
疲労と意思決定
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詳しい解説
意思決定疲労は、判断を何度も行う負担が、その後の選択の質や選び方へ影響するという考え方です。集中など認知的な活動の後に生じる精神疲労と関連しますが、同じ意味で測られているとは限りません。研究ごとの定義と課題を確認する必要があります。
2018年公表の概念分析では、繰り返す判断や状況の負担に着目する一方、定義や結果の評価に不明確さが残っていました。したがって「人は一日に決められる回数が固定されている」といった法則として扱う言葉ではありません。
2025年の事前登録を伴う研究では、スウェーデンの専門看護師174人による23万1,076件の電話判断を分析しました。疲労に伴って個人のいつもの判断へ寄る、緊急度を高く評価するといった仮説は支持されませんでした。これは医療の判断を調べた結果で、ゴルフに影響がないと証明したものではありませんが、繰り返し決めれば必ず判断が悪化するとも言えないことを示します。
ゴルフの精神疲労を扱う研究でショット成績への影響が見られても、それをそのまま「番手を何回選ぶと判断が崩れる」という証拠にはできません。選択の回数、身体の疲れ、暑さ、睡眠、補給、ホールの難しさは別の要因です。
自分の後半の変化を見るなら、打つ前の状況、選んだ番手と狙い、その理由、結果を分けて記録します。判断の誤りと、適切に選んだ後のショットのミスも区別します。判断を重ねたことが原因という仮説は残せますが、一度の崩れだけで確定せず、複数ラウンドの同じ傾向から考えます。