ゴルフ百科事典

「病気に強い芝品種」なら、どのゴルフ場でも同じように病害を防げる?

芝草育種・品種評価

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まず答え

同じように防げるとは限りません。抵抗性は、対象の病害と試験地の気候・管理条件を含めて評価する性質です。ある試験で被害が少なくても、別の地域や管理条件で同じ成績になるとは限りません。

詳しい解説

芝の病害抵抗性は、病害による発症や傷みを抑えやすい性質を評価するものです。「病気に強い」という一言だけでは、どの病害に対して、どの条件で強かったのかが分かりません。

USGAが紹介する寒冷地の芝品種試験では、同じでもMicrodochiumによる病害の程度に品種差があり、場所によって品種の評価が変わった例が示されています。ノルウェーで低い評価だった品種がマサチューセッツでは良好だった例もあり、地域差を無視した一律の順位にはできません。

また、品種を選ぶ基準は病害だけではありません。同じ資料でも、芝の品質や冬越し、現地で利用できる防除手段などを合わせて判断する必要があるとされています。病害抵抗性だけを最優先して、必要なプレー面の品質が得られるとは限りません。

品種情報を読むときは、対象病害、試験地、試験期間、などの管理条件、病害の評価方法を確認します。自分のコースに近い条件の結果ほど参考にしやすく、条件が離れていれば現地での確認が必要です。

「抵抗性あり」は、どんな環境でも病気が出ない保証ではありません。・品種の性質と、コースの環境・管理を組み合わせて評価するための情報として使います。