同じ ベントグラスでも、 品種に よって 必要な 窒素量は 違う?
施肥・窒素管理
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まず答え
はい。クリーピングベントグラスでも、品種によって少ない窒素で葉色や品質を保てるものがあります。窒素量は「ベントだから一律」ではなく、品種、生育量、回復量、プレー性能を見て調整します。
詳しい解説
はい。クリーピングベントグラスでも、品種によって窒素への反応は同じではありません。窒素は葉色、密度、傷からの回復に必要ですが、多く与えるほど良いわけではなく、品種ごとの生育特性を見て必要量を決めます。
18品種を2年間比較した圃場試験では、年間49、147、294kg/haの3段階で窒素を与え、葉色、葉緑素指数、刈草量、横方向の回復、ボールロールなどを測定しました。窒素量を増やすと全体として葉色と生育、回復は増えましたが、ボールロール距離は短くなりました。
同じ試験では、007、Authority、Penn A-4、Shark、T-1などは、比較的少ない窒素でも許容できる葉色と品質を維持しました。研究者は、窒素使用量を抑えたい場合には品種選択自体が重要だと結論づけています。
ただし、この結果をすべてのコースへ同じ年間量として当てはめることはできません。気温、日照、根域、刈高、交通量、成長調整剤、求める回復速度でも必要量は変わります。USGAもクリーピングベントグラスの窒素量として一般的な範囲を示しつつ、各コースの条件に合わせる必要があるとしています。
実務では、品種名だけで施肥量を決めず、刈草量、芝密度、傷の回復、葉色、ボールロール、季節を継続して確認します。同じベントグラスでも「同じ窒素量が正解」とは考えず、その品種が必要な品質を保てる最小限の量へ合わせるのが基本です。