ゴルフ百科事典

年齢を重ねると、ゴルフ能力は全部同じように落ちる?

加齢・ゴルフ能力

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まず答え

同じようには落ちません。加齢で筋力や瞬発力など身体要素が変わり、飛距離が短くなる傾向はありますが、経験で培った判断やショット技能、スコアを保てる部分もあります。さらに高齢ゴルファーでもトレーニングでクラブヘッド速度や身体機能が改善した研究があります。

詳しい解説

年齢を重ねると、ゴルフに必要な能力が全部同じ速度で低下するわけではありません。身体的な出力、動作の時間特性、ショット技能、コースでの判断などは別々の要素で、加齢の影響も一様ではありません。

若年ゴルファーと高齢ゴルファーを比べた研究では、高齢群はティーショット距離が短い一方、ラウンドの総合成績が同程度になるような参加者では、より保守的なショット選択などで差を補っていました。また、プロゴルファー96人の競技データを調べた研究では、加齢に伴いドライビング距離などは変化しても、習熟した競技パフォーマンスは身体能力に強く依存する競技より長く維持される可能性が示されました。

スイングの動き方も単純に「遅くなる」だけではありません。Jagacinskiらは若年・高齢ゴルファーを比較し、高齢群で力の出し方やばらつきに違いがあった一方、について一般的な加齢像とは異なる結果も報告しました。つまり、年齢だけから個人のスイング能力を決めつけることはできません。

さらに、加齢による変化の一部は固定されたものではありません。Thompsonらの無作為化試験では、平均約71歳の男性ゴルファーが8週間の柔軟性、体幹安定、バランス、筋力を含むトレーニングを行い、対照群と比べて最大クラブヘッド速度が改善しました。

実用上は「年齢だから飛ばない」「年齢だから動けない」とまとめず、クラブヘッド速度、飛距離、可動域、筋力・パワー、、ショット精度などを分けて見る方が適切です。低下している項目と保てている項目を分ければ、練習や体力づくりで改善できる余地も判断しやすくなります。