シャフト・キックポイント/剛性分布
キックポイントで球筋は決まる?
いいえ。キックポイント(調子)はシャフトのしなり方を表す一要素です。打ち出し傾向を狙う設計には使われますが、実際の球筋は剛性分布・トルク・重量・本人の動きまで含めて決まります。
キックポイント(先調子・中調子・元調子)は弾道へ影響し得ますが、それだけで球筋は決まりません。
一般には、ヘッド寄りがしなりやすい低めのキックポイントは高い打ち出し、手元寄りがしなる高めのキックポイントは低い打ち出しを狙う設計に使われます。12人の上級ゴルファーが高・低キックポイントのドライバーを比較した研究でも、高キックポイント側で打ち出し角が低くなりました。
ただし同じ研究では、高キックポイント側でスピンは増え、入射角もより鋭くなりました。「先調子=高弾道・高スピン」「元調子=低弾道・低スピン」がそのまま全員に出るわけではありません。
現在のシャフトも、キックポイントだけを変えているわけではありません。フジクラ(Fujikura)のVENTUS TRでも、Red・Blue・Blackで先端・手元の剛性、トルク、重量などが異なり、それらを組み合わせて弾道傾向を作っています。
キックポイントは候補を絞る材料の一つとして使い、同じヘッドで打ち出し角、スピン量、打点、散らばりを比べて判断します。
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