ゴルフ百科事典

ドライバーの反発検査で「CT」と「COR」は何が違う?

用具適合試験/CT・COR

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まず答え

CORは衝突前後の速度から反発の効率を表す値、CTは小さな振り子をフェースに当てたときのからフェースのばね効果を評価する値です。関連はありますが、同じ測定値ではありません。

詳しい解説

COR(反発係数)は、クラブヘッドとボールの衝突前後の相対速度を使い、衝突でどれだけ速度が受け渡されたかを見る指標です。これに対してCT(Characteristic Time=)は、金属製の小さな振り子をクラブフェースへ当て、接触している時間をマイクロ秒で測ります。フェースが大きくたわんで戻るほど接触時間が長くなるため、クラブヘッドのばね効果を評価できます。

CORは接近と分離の相対速度の比、CTは規定の鋼製振り子を使ってフェースのばね効果を評価する特性時間です。CTはゴルフボールを実際に打ったときの接触時間そのものではなく、二つを単純換算しません。振り子図は試験の原理を示すもので、装置の構造や寸法を再現していません。

USGAは2004年から、クラブヘッドのばね効果の適合評価に振り子式CT試験を導入しました。公式試験手順ではCTの基準値は239マイクロ秒で、試験許容差18マイクロ秒が設定されています。測定はフェース中央だけでなく、必要に応じて周辺も確認します。

CTとCORは強く関連しますが、単純に同じ数字へ置き換えられるものではありません。CORは衝突効率そのものを表す物理量で、CTはフェースの柔軟性を短時間で再現性よく評価するための試験値です。したがって「CTが高い=CORと同じ意味」と考えず、どちらの試験値を話しているかを分けて理解する必要があります。